断熱・遮熱効果を持つガイナの秘密は?ガイナのメカニズムを解説
ガイナは遮熱・断熱塗料
ガイナは遮熱効果と断熱効果を持つ塗料です。
この2つの効果、メカニズムはどのようになっているのでしょうか。
また、ガイナの実験体験室に行ってきました。
以下の記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
遮熱と断熱の違い
遮熱と断熱それぞれのメカニズムの解説前に、そもそも遮熱と断熱とは何が違うのでしょうか。
- 遮熱は、日射を反射して熱の通過を防ぐこと。
- 断熱は、熱が伝わらないように断つこと。
文字に起こすと細かな違いですが、大きく違うことがあります。
それは「遮熱は暑さに対してのみの効果、断熱は暑さと寒さどちらにも効果がある」ということです。
ですので、遮熱のみの効果だと、夏は涼しいけど冬は寒いということが起きます。
ガイナの場合、断熱の効果もあるので夏にも冬にも有効となります。
ガイナの秘密は中空セラミックビーズ
なぜ、ガイナは遮熱効果を持つのでしょうか。
それは、ガイナに含まれる中空セラミックビーズが赤外線を反射するからです。
中空セラミックビーズとは、ガイナ塗装後に塗膜表面に浮き上がる球体のセラミックです。
上記の画像は、実際に顕微鏡でガイナの表面を映したものです。
球体の中空セラミックビーズが詰まっているのがわかるかと思います。
そして、以下の画像が中セラミックに配合されている遮熱物質が赤外線を反射している時を表しています。
こちらの画像は、ガイナの球体のセラミックに侵入した太陽光に含まれる赤外線が、反射と屈折を繰り返していることを表しています。
つまり、反射と屈折を繰り返すことで、屋内に侵入するエネルギー量を減少させるというメカニズムです。
言葉で説明するよりも、実験動画を見ていただいた方がわかりやすいかと思います。
※現在、動画は非公開になっております。
動画を見ていただくと、他の塗料よりもガイナは熱が発生しづらいことがわかります。
断熱のメカニズム
次に断熱効果です。
断熱のメカニズムは少しややこしいです。
私も理解するまで時間がかかりました。
ガイナに断熱効果があることは間違いないのですが、なぜ薄い塗膜で断熱をできるのでしょうか。
理由は、以下2点です。
- 遠赤外線放射率の高さ
- 周辺温度への適応性質
小難しい言葉ですが、わかりやすく説明します。
断熱のメカニズムのその1
遠赤外線放射率の高さ
住宅に組み込まれている断熱材は、「厚みをもたせることで熱を通りづらくする」というメカニズムです。
一方ガイナの場合は、「太陽からの赤外線を放射して熱の発生を抑える」というメカニズムです。
それは、ガイナに含まれるセラミックが「太陽からの赤外線を放射して熱の発生を抑える」特性を持っているからです。
ヒーターでセラミックが使用されるのもこの特性を利用しています。
しかしこの「遠赤外線放射率の高さ」だけでは遮熱とほぼ同じように夏にしか効果がありません。
断熱のメカニズムのその2
周辺温度への適応性質
冬にも断熱効果をもたらしているのが「周辺温度への適応性質」です。
ガイナの特殊セラミックでできた層は、周辺温度に適応する性質があります。
これだけだと何を言っているのかよくわからないですね。
簡単にいうと、ガイナの塗膜に手を触れるとガイナは手と同じ温度になります。
例えば、冬の寒い日に鉄の手すりを触るとひやっと冷たく感じます。
その手すりをずっと触っていると手の熱が奪われて寒く感じます。
一方、ガイナが塗装された手すりは手と同じ温度になりますので、ひやっとすることはありません。
ですので、手は手すりから熱を奪われることはありません。
実際に実験体感室にお邪魔した際に、冷凍庫からガイナを塗布した鉄板と一般塗料を塗布した鉄板を同時に出してもらい、触らせていただきましたが、確かにひやっと具合にかなり差がありました。
熱は温度が高い所から低い所へ移動する性質があるため、わずか数ミリの塗膜であっても周辺温度に適応してくれると、熱が伝わりづらくなるため断熱効果を持つのです。
そのため、冬でも室内で暖房をつければ、ガイナ表面(屋内側)がその表面と同じ温度になるため、熱が逃げづらくなるというわけです。
こちらも小難しい数値で見るより実験動画をみた方が分かりやすいです。
熱が伝わっていないのがわかります。
まとめ
ガイナって良いことばかり言っているけど本当に効果があるのか?と疑問に思われる方は多いです。
私もガイナの実験を見るまではそう思っていました。
しかし、実際に実験を見たり、メカニズムがわかれば値段以上の価値がある塗料と言えます。
資金に余裕があり、暑さや寒さに困っている方には全力でオススメできる塗料です。
ガイナに興味を持った方は、ぜひ外壁塗装パートナーズまでご連絡ください。
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