チラシでみた外壁塗装業者ってどう?価格が安く見える3つの理由を解説
ポストに入っていた外壁塗装のチラシ、ある日外壁塗装を行おうと思い立ったときにチラシにあった外壁塗装業者に依頼すれば探さなくても済むのではないか、と考える人もいるでしょう。
しかし、何も考えず安易に業者を選ぶと後悔するかもしれません。
今回の記事では外壁塗装業者のチラシに関する情報を解説します。
外壁塗装のチラシが入っていた業者に頼んで大丈夫?
新聞の折りこみチラシ、郵便ポストに直接投函されたポスティングチラシ、どちらにしろ外壁塗装のチラシを見て、「ちょうど外壁塗装を考えていたところだから」と興味を持ってみたものの、この塗装店大丈夫なのかな?と不安になって調べていらっしゃるから今まさにこのページをご覧になられているのだと思います。
結論から言うと、正直わかりません。
チラシという広告媒体を使っているか使っていないかは、その塗装店が良いか悪いかには全く相関がないからです。
ただ折りこみチラシにしろ、ポスティングのチラシにしろ、それぞれ少し注意が必要かもしれません。
外壁塗装のチラシをポスティングする業者は3種類
「外壁塗装業者のチラシ」と言っても、外壁塗装に関するチラシをポスティングする業者は複数存在します。
大きく分けて3つ、「外壁塗装の大手業者」「小売業者や量販店」「地域密着型の塗装店」です。
外壁塗装の大手業者は全国展開しているような大手の塗装業者であり、大手なこともあり信頼性は高いでしょう。
そのため業者選びの際の選択肢としては最有力候補ですが、必ずしもそれ一択ではありません。
次に小売業者や量販店などの、「塗装業者に依頼する業者」です。
ホームセンターなどが該当しますが、こういった外壁塗装を請け負っている業者の注意点としては、結局は子会社であったり別の塗装業者に依頼を回している中間業者であることです。
それにより無駄な仲介手数料が発生してしまうため、直接業者に依頼するよりも高くついたり、実際に作業を行うのは別の会社であるため施工の質が安定しない点もマイナスです。
最後に「域密着型の塗装業者」です。
こちらは特定地域でのみ仕事を請け負う業者のことで、活動範囲が限られている分、規模や施工の質などはピンキリです。
地域密着型なだけあってそこに住んでいる人には馴染み深い存在であったり、何年何十年と仕事をしていれば地域の環境に適した塗料選び・施工が行えるため、場合によっては大手よりも安く質の高い施工を行ってくれる可能性があります。
チラシにうたわれているパッケージ価格は安い?
だいたいの外壁塗装のチラシは、非常に特別パッケージ価格やモニター価格、足場無料!、込み込み価格など、安さを強調した謳い文句が並びます。
しかしチラシは非効率な媒体である以上、安売りには適さないはずです。
結果として込み込み価格と言われていたのに、特別パッケージ価格と言われていたのに、最終的にはオプション価格が上乗せされていって気付いたらかなり高額な契約になってしまっていた、という相談をよく受けます。
ただ決して相場からかけ離れて高額というケースは少なく、どちらかというと最初の期待価格が低すぎて騙されたという印象を持ってしまっているという方が多いのが特徴です。
チラシの工事価格が安く見える理由
パッケージ価格がお得だとは限らない前提で、なぜチラシに書かれている工事価格が安く見えるのか?という点を解説していきましょう。
理由としては単純で、安く見えるように工夫しているからです。
そのため知識がないと安いと思い込んでしまうこともあります。
今回の記事で解説する以下のポイントを踏まえた上でチラシをよく見てみると、実際に工事価格が安いかどうかがわかります。
実際の工事費ではない
まず前提として、実際の工事費用をそのまま載せているわけではありません。
工事費用は何も見ずに決められるようなものではなく、「外壁塗装ですね。じゃあ○○万円です」と決まった価格があるわけでもありません。
実際の工事費用は家の大きさ、塗る面積、使う塗料や季節(繁忙期か閑散期か)など、 さまざまな要素の元で見積もりを行って算出されるものです。
そのため、チラシに書かれている工事費用をそのまま請求されることはまずありません。
想定面積が狭い
チラシに書かれている工事費用が安く見える理由として多いのが、想定面積が狭いというものです。
塗装の費用を算出する際、塗る面積も要素の一つなので、これが狭ければ当然価格も安くなります。
しかしながら、外壁塗装は基本的に外壁一面を塗り替えるため、チラシに書かれているような想定面積を簡単にオーバーします。
一般的な住宅の外壁面積は大体150㎡であり、これを下回る想定面積は安く見せるための策だと考えて良いです。
いくつかの費用が掲載されていない
見積もりにはさまざまな要素が関係すると解説したように、外壁塗装の費用には塗料であったり塗る面積や足場代、作業料などさまざまな費用がかかります。
しかし、チラシにはあえていくつかの費用を抜いて掲載し、あたかも大幅に安く見えるように書かれています。
たとえば、20万円前後安く表記されている場合、真っ先に確認するべきなのは足場代が含まれているかどうかです。
足場代は高所作業をする上で必ず発生するもので、外壁塗装において安く見せようとする場合まず抜かれるのがこの足場代です。
工事費用の中でも決して少なくない割合をしめているため、ここを省いて価格を見せることでぱっと見は大幅な安値に見せられます。
また工事において、しっかりとしたくさび緊結式足場を用いておらず、単管パイプなどの安全性に欠く足場を使っていると警察に工事を中止するよう言われることもあります。
足場代を削減しようとする業者には注意しましょう。
チラシが入っていた外壁塗装業者の信頼性の5つ見極め方
チラシを入れている業者が必ず悪徳業者なわけではなく、あくまでも中にはたちの悪い信頼性に欠ける業者が存在するという話です。
そのため、きちんと見極めることで手間をかけずに外壁塗装業者を選べます。
住んでいる地域に対応した業者を一から探し出すよりも簡単で、数があれば見積もりを比較する相見積もりも可能です。
チラシに書かれている金額が相場とかけ離れていないか
まずは価格が相場に適しているか、安いとしても相場からかけ離れたような安値ではないかをチェックしましょう。
前述したように外壁塗装はさまざまな要素が費用に関わってくるため、明確にいくらと相場を出すことが難しく、大体70万円から120万円前後になります。
屋根塗装も相場が異なり、外壁塗装+屋根塗装になるとさらに高くなります。
屋根塗装と外壁塗装をあわせて行う場合の相場価格は129万円から149万円程度です。
ただこの相場はあくまでも「普通に塗装を行う」場合の費用であり、外壁の劣化状態、建物の築年数などでさらに掛かる可能性もあるので注意しましょう。
有資格者が在籍しているか
その業者がまともな業者であるかどうかは、所属している人材を見て判断できます。
たとえば外壁塗装業者なら外壁診断士など、外壁塗装に関係した資格を有した人材が所属しているかどうかをチェックしてみると良いでしょう。
大げさな表現が使われていないか
確証がないのに断言するような表現や誇張表現が使われているのは怪しいです。
誠実でなく、騙すように感じられるチラシは信頼性に欠けます。
「こんなに安いのは○○だけ!」「業界最安値」「通常価格○○万円のところ、大幅値下げで○○万円」などの謳い文句は要注意です。
こういった大げさな表現の見分け方として、謳い文句に対して根拠となるデータが存在しているかどうかがポイントです。
明確な根拠がない謳い文句は信用に値しません。
Webサイトで実績や会社概要がわかるか
会社名や店舗の名前を調べてみて、どんな業者なのか調べてみましょう。
もし、出てこないようであれば候補から外すのが無難です。
必ずしも腕がいい塗装店がwebサイトを持っているわけではありませんが、大切なお家の塗装を実態がよくわからない業者に依頼するのはリスクが高いと言えます。
塗装業者は一地域に複数の拠点があるため、他の塗装店に当たってみることをおすすめします。
面倒であれば、「外壁塗装パートナーズ」が地域の優良業者を複数ご紹介できますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
外壁塗装パートナーズの加盟店か
外壁塗装パートナーズでは全国の優良塗装店1000社以上と提携しています。
提携条件は厳しい審査を通った業者のみで、どの業者も安心して工事を行える業者のみ加盟できるようにしています。気になる塗装業者さんがあれば一度、「外壁塗装パートナーズ」の加盟店かどうか聞いてみるのもよいでしょう。
まとめ
チラシでみる外壁塗装業者についてまとめました。
チラシは普遍的な広告手段の一つであり、チラシ自体には何の問題もありません。
しかし広告を問題のある使い方をする業者はどの分野にもいるものです。
とくに外壁塗装などの工事分野は顧客の奪い合いであるため、少しでも顧客を獲得しようと躍起になる悪徳業者も存在します。
チラシから業者を選ぶ際にはよく確認することをおすすめします。