カビにくい・藻・コケが生えにくい塗料はどれ?外壁塗装で防藻・防カビ機能を持った塗料一覧
防カビ・防藻機能をもった塗料一覧
外壁塗装は家を綺麗にするために行うわけですから、次の塗装までずっときれいでいてほしいものです。
塗料の中にもカビや藻・コケが付き難い(防カビ・防藻)機能をもった塗料が存在します。
塗料名 | メーカー | 種類 |
---|---|---|
関西ペイント | アレスダイナミックTOP | ラジカル制御シリコン |
水谷ペイント | 水系カスタムシリコン | シリコン |
菊水化学工業 | 水系ファインコートシリコン | シリコン |
日本ペイント | パーフェクトトップ | ラジカル制御アクリル |
日本ペイント | ファインシリコンフレッシュ | シリコン |
エスケー化研 | エスケープレミアムルーフSi | ラジカル制御シリコン |
エスケー化研 | エスケープレミアムシリコン | ラジカル制御シリコン |
外壁に付く汚れの種類は大きく2種類
外壁につく汚れには2種類あります。
ホコリ・黒ずみ・雨だれなどの無機(非生物)由来の汚れと、カビ・藻・コケなどの有機(生物)由来の汚れです。
カビ・コケ・藻は北面の外壁にできやすい
外壁につくカビ・コケ・藻も、一般的なものと同じで、湿度が高かったり日が当たりにくいところに発生しやすくなります。
特に家では、北面や隣家との距離が近い箇所、雑草などの植物が多い場所に生えやすくなります。
外壁にカビ・コケ・藻が出ることによる弊害
カビや藻、コケは隣家との距離や周囲の環境の影響で発生します。
美観が良くないということはもちろんですが、カビや苔が発生している部屋で過ごしたい人はいませんよね
屋外とはいえカビがすぐそばにある生活は人体にも悪影響を与えます。
特にカビが生えている場合は早めに対策をすることがお勧めです。
市販の薬剤で洗い流すことも可能ですが、それほど効果も高くなく、また根が深くはってしまっている場合は、表面だけ落としてもまたすぐに生えてきてしまいます。
外壁に生えるカビや藻、苔は塗装の劣化サインでもありますので、塗替えの時期が来ていると考えて間違いありません。
塗料は特殊な薬剤によって防カビ・防藻機能を持つ
防カビ・防藻機能を持った塗料は、カビやコケのもととなる菌が繁殖しにくくなる薬剤を混ぜることによって、防カビ・防藻機能を発揮します。
人体にも影響があるのでは?と思われると思いますが、外壁につかわれる塗料で防カビ・防藻機能を持っている塗料は、原則的に人がいるところで使われるため、人体への害がないことが確認されてから発売されています。
ただし、塗装工事中、塗料が乾く前はあまり外気を吸わない方がいいと言われています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
カビ抵抗性試験方法にJIS規格がある
塗料がもつ防カビ性能に関しては、JIS規格(JISZ 2911-2000カビ抵抗性試験方法)が存在します。
JIS Z 2911-2000「カビ抵抗性試験方法」
露紙に塗料を塗布したもの(半径30mm)を試験片とし、20℃水中に18時間浸漬させ、その後、室内に2時間つるし、さらに80~85℃の乾燥機中に2時間つるして乾燥させる。
この試験片を培地に張りつけ、培地表面と試験片に試験用のカビ13菌のなかで決められた5菌の混合胞子懸濁液を均等に吹付けて、温度28±2℃で1週間培養し、菌糸の発育状態を評価する。
つまり、カビが発生しやすい状態にして、どれくらい菌が繁殖するかを確認する試験ということです。
まとめ
外壁塗装に使われる塗料の防カビ・防藻機能は、ハイグレードの塗料の多くが持っています。
そのため高品質の塗料を使う場合には、わざわざ防カビ・防藻機能を持った塗料を探して選ぶ必要性はそれほどありません。
ただ、シリコンなどの中品質の塗料を選択するうえで、既にカビやコケが生えている場合は注意が必要です。
一度カビやコケが生えた場所は、取り除いてもまた生えてきやすいため、防カビ・防藻機能を持った塗料を塗って、生えにくくすることをおすすめします。