【塗装Q&A】塗装店3社から見積もりを取ったのですが2度、3度、4度塗りと見積もり内容が違うんです。なぜでしょうか?
Q. 埼玉県B様からの質問
屋根塗装をやりたくて塗装店3社から見積もりをもらったんですが、それぞれの会社が2度塗り、3度塗り、4度塗りと見積もり内容が違うのです。
なぜこんなことが起きるのでしょうか?
A. 外壁塗装アドバイザー折原からの回答
ご質問ありがとうございます。
塗る回数がそれぞれ異なるのは、塗装店の施工に対する考え方、塗料の違いなど理由は様々です。
実際に見積書を拝見したわけではないので確実ではありませんが、屋根塗装の御見積ということでそれぞれの塗り回数で以下のように推測されます。
3度塗り
最も一般的な下塗り1回、上塗り2回でしょう。問題ないです。
4度塗り
ほぼ間違いなく下塗り2回、上塗り2回です。
屋根は外壁に比べて劣化が進んでいることが多く、塗料の吸い込みが激しいです。
吸い込まれてしまっては下塗りの効果(屋根材と上塗り材を密着させる)がなくなるので、「屋根は毎回下塗りを二回やります」という考え方の業者がよくあります。
安心できますが、下塗りを2回する必要もない傷んでいない屋根に4回塗りを提案するのは、それはそれで不要な工事で単価を上げているため不誠実とも言えます。
なぜお客様のお宅で4回塗りなのか説明してもらうようにしてください。
2度塗り
屋根塗装で2度塗りの場合は、以下のケースが考えられます。
1. 上塗り2回と記載
本当に上塗り2回だけ行う場合、下塗りをしないことになるので危険です。
しかし下塗りが不要な塗料も実在します。(大同塗料のハイルーフマイルドシリコンやオリエンタル塗料の瓦名人など)
塗料名が書いてあれば、下塗りが不要な塗料かインターネットで調べましょう。
塗料名が書いていない場合は、見積もってくれた塗装業者に確認することをおすすめします。
2. 下塗り1回、上塗り1回と記載
この場合、私が知る限りどんなケースにも当てはまらないので、このような案内をされたらその塗装店は選択肢から外すのが無難かと思います。
3. 上塗り2回(下塗り1回を別途記載)
この場合、お客様が単純に見積書の見方を間違えているケースです。
わかりづらい見積書が多いので、お気持ちは非常にわかります。
塗装工事は下塗りと上塗りで使う塗料は別ですが、上塗り2回で使用する塗料は同じです。
そのため上塗り部分の項目を「上塗り2回」と見積もり上で記載している会社も結構多いのです。
「上塗り2回」という文字を見て「この会社は2回塗りなんだ、手抜きだな」と決めつけるのは尚早です。
下塗りの項目が別にあればオーソドックスな3回塗りですので、心配する必要はありません。
塗り回数の質問はよくいただくのですが、実際には最後に説明した「見積書の見間違い」が意外と多いです。
一方で各社見積もりのフォーマットが違うので、混乱してしまうことは非常によくわかります。
私も最初は見積書の見方がよくわかりませんでした。
とにかく見積書の比べ方がわからなくて業者を決めかねるという方はお気軽に外壁塗装パートナーズにご相談ください。
無料のご相談承っております。
外壁塗装パートナーズでは優良塗装業者をご紹介しています。
屋根塗装や外壁塗装では、手抜き工事する業者が存在することをご存知でしょうか。
なぜかというと、赤字になってしまう下請け工事や、季節による工期が短すぎて必須工程を省いてしまう等といった理由があって、手抜き工事ということが起こります。
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