【保存版】外壁塗装の業者の選び方のコツ!優良業者と悪徳業者の見極め方を解説
外壁塗装を依頼するためには業者を選ばなければなりません。しかし、塗装業者というものは複数あり、全国展開している大手業者もあれば地域密着型のその地域でしか仕事をしていないような業者も存在します。そういった数ある業者の中でも無視できないのが悪徳業者の存在でしょう。
今回はおすすめの業者選びのポイントや優良業者と悪徳業者の見分け方・特徴について解説します。
外壁塗装業者には悪徳業者が多い
最初に言っておくべきこととして、外壁塗装の業者には悪徳業者が多いと言わざるを得ません。
理由はいくつかあり、まず工事仕事として全国的に展開するよりも地域密着型の業者の方が圧倒的に母数が多いため、業者としての知名度が外にあまり広がらないことや、わざわざ他の地域の業者を利用しようとする人は滅多にいないことなどがあります。
そして外壁塗装という建築関連の知識に関して一般人はあまり深く知っていることが多くないため、何かと理由をつけてぼったくりやすいなどが挙げられます。
そのため、業者選びには悪徳業者を見極める目も必要になるでしょう。
外壁塗装ができる業者の種類
住宅の外壁塗装は、もちろん『塗装業者』がするものですよね。
平たくいえば『塗装屋さん』のお仕事です。
ところが、街頭の看板や広告などを見ると、塗装の専門業者ではないのに施工内容に「外壁塗装」と書き加えている業者が多いことに気づくでしょう。
外壁塗装を施工できる業者は、次の5種類の業者です。
各業者の特徴を一覧表にまとめたのでざっくりと比較してみてください。
業者 | 工事の価格 | アフターケア | スキル | 品質 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
大手ハウスメーカー | とても高い | ◎ | 〇 | メーカー保証などが手厚い | 中間マージンがかかるため工事価格が高額になる |
リフォーム業者 | 高い | 〇 | △ | 幅広い工事に対応できる | 実際の施工は下請けに投げるだけ |
工務店 | 高い | 〇 | △ | 主に新築に対応 | 施工は下請けが受け持つ |
ホームセンター | 高い | 〇 | 〇 | ホームセンター独自の保証がある | 実際の施工は下請けに投げるだけ |
塗装専門業者 | 安い | ◎ | ◎ | 外壁塗装に特化 | 低価格で高品質 |
塗装以外の専門業者 | 普通 | △ | △ | ほかの工事の「ついで」にすることが多い | 元塗装業者なら期待度は高い |
5つの業者のうち、マイホームの塗り替えをお任せするのにおすすめなのは「塗装の専門業者」です。
先ほどの一覧表をみていただければわかるとおり、どこに外壁塗装の工事をお願いしても、結局は下請け・孫請けとして塗装の専門業者へと依頼がまわってきます。
その間に複数の業者が介在していれば、各業者が中間マージンを取るため、塗装業者の経費や収入は圧縮されてしまいます。
または、塗装業者の分を圧縮しないために、元請け業者に支払う工事価格が相場よりも高くなってしまいます。
大手ハウスメーカーに依頼する場合と街頭で見つけた塗装の専門業者に依頼する場合を比べたとき、どちらのルートをたどっても結局は同じ業者だったというケースも考えられます。
そう考えると、最初から中間マージンが発生しない塗装の専門業者にお願いするほうが賢いですよね。
外壁塗装は資格や許可がなくてもできてしまう
外壁塗装という仕事自体はそれほど厳しい条件は無く、開業すること自体は資格などは不要です。
作業を行ううえで市や警察に許可をもらうといった必要も無いため、悪徳業者による不法な工事がまかり通ってしまうのが、悪徳業者が多い理由と言えるでしょう。
ただし、資格や許可は不要と言えど建築法などは適用されるため、違法工事であれば当然ながら警察に見つかり次第中止命令が下ります。
そのため、一応は仕事自体はこなす悪徳業者であったとしても、警察に見つかったり工事方法がおかしいことに気づいた第三者が通報することで工事が中止され、なかったことになってしまう可能性もあります。
外壁塗装に資格や許可は必要?
外壁塗装に関するサイトや書籍をみると「外壁塗装に関する資格や許可をとっている業者を選ぶこと」と紹介していることがあります。
国家資格『塗装技能士』
まず資格についてですが、外壁塗装には『塗装技能士』という国家資格が存在します。
塗装技能士の資格は1~3級にわかれています。
等級 | 受験資格 |
---|---|
1級 | 実務経験7年以上 |
2級 | 実務経験2年以上 |
3級 | 実務経験6ヶ月以上 |
筆記試験と実技試験の両方にパスする必要があり、1級の合格率は40~50%といわれています。
塗装技能士1級を所有している職人が施工すれば、品質面では安心感が高くなるでしょう。
ただし塗装技能士は、実務経験7年を超えても資格を所有していない職人もいます。
むしろ「資格に興味がない」という職人のほうが大多数です。
外壁塗装は有資格者しか施工できないわけではないので「資格があれば安心度が高まる」というだけで、資格がないことはマイナス評価の要因にはなりません。
外壁塗装に建設業許可は不要
外壁塗装の許可ですが、少し建築関係のことを知っている人なら「建設業許可が必要なのでは?」と思うでしょう。
ところが、ほとんどの外壁塗装業者は建設業許可を持っていません。
では許可を受けていない業者が違法業者なのかというと、それは間違いです。
建設業許可は、工事価格500万円以上の工事を受注する際に必要な許可です。
一般住宅の塗装工事で500万円を超えることなどまず考えられません。
建設業許可が必要なのは、ビルや橋梁などの大型工事をメインにしている業者だけです。
一般住宅の外壁塗装工事には「資格も許可も必要ない」ということになります。
だから塗装以外の専門業者でも「外壁塗装もできます」と広告できるわけですね。
外壁塗装の優良業者をみつける5つのポイント
マイホームの外壁塗装をお任せできる業者は5種類ですが、やはりおすすめなのは塗装をメインに施工する専門業者です。
では、塗装の専門業者の中でも「お任せして良かった!」と納得できる優良業者を見つけるためにはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
外壁塗装の優良業者をみつける4つのポイントを解説します。
ポイント① 複数の塗装業者に見積もりを依頼する
まずは一番大切なポイントを紹介しましょう。
外壁塗装の優良業者を見つけるには、複数の塗装業者から見積もり書を取り寄せることが大切です。
見積もりが1社のみだと、その見積もり価格が高いのか、それとも安いのかを判断する材料がありません。
塗装面積が正確なのか、塗装単価が適正なのかも比較材料がないと判断できませんよね。
最低でも2社、できれば3~4社の見積もりを取り寄せて比較するのがベストです。
3社程度の見積もり価格があれば「だいたいこのくらい」という相場の価格も読めるでしょう。
ポイント② 詳しい見積もり書を作ってくれる塗装業者を探す
外壁塗装の優良業者を見つけるには、見積もり書の内容が詳しい業者を選ぶのがポイントです。
住宅リフォーム業の中でも、外壁塗装は特に悪徳業者が多いといわれています。
見積もり書の数字のごまかしが簡単で、不透明な部分が多いからです。
・塗装面積は「一式」でごまかさずに「㎡(平米)」で1㎡単位まで記載している
・使用する塗料のグレードや商品名を詳しく記載している
・外壁塗装の基本は「下塗り・中塗り・上塗り」の三度塗り!塗装回数も詳しく記載している
こんな見積もり書を提示してくれる塗装業者は、自分たちの丁寧な仕事っぷりと価格に自信がある証拠です。
ポイント③ 施工実績が確認できる塗装業者を探す
優良な塗装業者を探すなら、実際にその業者が施工した住宅を見てみるのが一番です。
もし実際に現場を確認できるようなら、ぜひ直接見学させてもらいましょう。
できるだけ最近の施工であれば、塗装後のイメージがつかみやすくなるはずです。
現場を見学できない場合は、施工実績の写真や画像などを見せてもらえないか尋ねてみましょう。
自社のホームページを持っていたり、公式のブログやSNSを開設していたりすることもあるのでチェックしてみましょう。
ポイント④ 友人・知人・近所の紹介で塗装業者を探す
最後のポイントは友人・知人・近所からの紹介で塗装業者を探すこと。
つまり『口コミ』作戦です。
実際にマイホームの外壁塗装をしてもらった人に尋ねて、できあがりや価格に満足しているようならその塗装業者を紹介してもらいましょう。
リアルな口コミなので信ぴょう性が高く、メリット・デメリットなどもはっきりとした意見が聞けるはずです。
「〇〇さんからの紹介で」と交渉すれば、紹介者の顔に泥を塗ることはできないのでなおさら丁寧で誠実な工事が期待できます。
もしかすると、わずかばかり値引きにも応えてもらえるかもしれませんね。
ポイント⑤ 工事前に実際の現地を確認してもらえる業者を探す
二つ返事でOKをするような業者は怪しいと言わざるを得ません。
工事というものは実際に下見をしてどうするべきかを考えなければ、事故が発生したり手に負えないような事態で作業を行えない、なんて事態になる場合もあります。
そのため、工事前に実際にどのような場所で工事を行うのか、外壁の状態はどんな感じであるかなど、きちんと現地で下調べしたうえで見積もりを行う業者の方が信頼性が高いと言えるでしょう。
外壁塗装の悪徳業者を見抜く5つのコツ
残念ながら、外壁塗装の業界には悪徳業者があふれています。
悪徳業者にあたってしまうと、高い工事費用を請求される、安い塗料や塗装回数のごまかしによって質の悪い施工になるなど、施主は大損害を被ってしまいます。
外壁塗装の業界にはびこる悪質な業者を見抜いて避けるために覚えておきたい5つのコツを紹介しましょう。
悪徳業者の特徴1:飛び込みセールス
悪質業者はエリアを決めたらその周辺を重点的に飛び込みセールスで攻め続けます。
優良な塗装業者でも営業マンによっては飛び込みセールスをすることはありますが、総じてトラブルに発展している事例は飛び込みセールスがきっかけになった事例が多数です。
もちろん飛び込みセールスのすべてが悪質業者だというわけではありませんが、警戒レベルをあげて対応する必要があると考えておきましょう。
悪徳業者の特徴2:不安をあおるセールストーク
不安をあおるセールストークを使う業者は悪質業者のおそれが大です。
悪質業者のセールスマンは、誠実に工事を勧めようとはしません。
上手く口車に乗せて、とにかく契約のハンコを押させるのが目的です。
・このまま放置していると、次の雨で雨漏りが起きますよ
・塗り替えをしないと壁が腐って崩落します
こんな脅し文句のようなことをいって不安をあおる営業マンは悪質業者に決定です。
たしかに外壁や屋根に施された塗装は建材をコーティングして劣化や水分の侵入を防ぐ役割を担っています。
しかし、塗装が劣化しているからといって急に雨漏りや崩落などが起こるわけではないし、また、すでに発生している雨漏りなどの不具合まで改善するような効果はありません。
外壁塗装に限らず、不安をあおって契約や販売を迫るのは悪質業者の常套手段だと覚えておきましょう。
悪徳業者の特徴3:契約を急がせる
悪質業者はとにかく契約を急がせます。
・今日中に契約をしてくれたら30万円引きです
・今日が特別キャンペーンの最終日です
特典があるかのように装いながら、とにかく今日この場で契約書にハンコを押させようとします。
悪質業者が契約を急がせる理由は2つです。
理由① 考えるヒマを与えると悪質業者であることがバレるから
理由② 契約を結んでしまえば、施主の気が変わっても「契約を結んでいる」と押し切れるから
優良な塗装業者は絶対に契約を急がせません。
むしろ「ゆっくり考えてください」とか「他社と比較してからの契約でも大丈夫ですよ」と性急な契約は結ばないように水を向けてくれるはずです。
悪徳業者の特徴4:足場代無料の割引をしてくる
悪徳業者に多いのが、足場代無料という謳い文句です。基本的に外壁塗装において安くできる部分というのはあまりありません。塗料代は当然かかりますし、タダ働きをするわけにもいかないので人件費も削れません。
足場代は大体20万円から40万円程度で、全体的な工事費用の2割を占めています。そんな足場代を無料にすることは大幅な赤字になります。
足場代無料は足場を組まないというわけではなく、大抵の場合、単管パイプを使った挟み込み形式の足場を使って作業を行うことが多いパターンです。これの何が問題かというと、足場の安全性と「足場代の費用分を別の項目の料金を高くして補填する」という点です。
現代の工事ではくさび緊結式足場というもので、しっかりとした安全性の高い足場です。単管パイプを挟み込んだ足場は一昔前の足場で、固定がゆるいため安全性に欠けており、現代では建物と建物の間などの、くさび緊結式足場が設置できないような場所でやむを得ず使う場合はありますが、メインで使うことはありません。
そしてこの足場で作業をしていると安全性の問題から警察に注意されることがあり、場合によっては作業を中止するように言われてしまうため、まともな業者であれば足場代無料などとは言いません。
足場代無料や割引きを提案された場合、悪徳業者である可能性を考慮した方がいいかもしれません。
悪徳業者の特徴5:大幅な値引き・サービスは逆に警戒すべし
悪質業者が提示する工事価格は、そもそも大幅な水増しや相場以上の単価が適用されています。
・この地域ではじめての工事なのでモニター価格の50%オフで工事します
・今回は特別に50万円の値引きです
こんな外壁塗装の工事価格の相場は一般的な住宅で100~140万円程度。
ここから50万円もの工事費を値引きするのは不可能ですよね。
つまり悪質業者の工事価格は「50万円の値引きをしてもまだ相場よりも高い」ということです。
50%引き、50万円値下げなどの思い切りが良い値下げをエサに契約を結ぼうとするのも悪質業者のセオリーなので、値引きには大いに警戒しておきましょう。
悪徳業者の特徴6:塗料の性能が大げさな業者
外壁塗装で使用する塗料は、最高グレードのものでも20年程度しか性能を維持できません。
・30年以上塗り替え不要です
・自社開発のオリジナル塗料で塗り替えは永久に不要です
こんなセールストークを聞かされたら、問答無用でお断りしましょう。
30年以上も塗り替え不要な塗料は存在しません。
もし「自社オリジナルの永久に塗り替え不要塗料」なんてものが開発できれば、その業者は塗料メーカーとして全国に売り出したほうが儲かりますよね。
何十年も建築塗料を研究している塗料メーカーでさえ作れないものが、作れるはずもありません。
悪徳業者の特徴7:見積もり書がざっくりしすぎていて内訳がわからない
何にどれだけの費用がかかり、どれだけの期間がかかるかなどをまとめた見積書はしっかりと確認しておきましょう。見積書がちゃんとしておらず、大ざっぱな見積もりしか書いていない場合は注意しましょう。
まず、まともな業者であれば見積書の工事内容・単価の内訳をきちんと記載しています。そのため、内訳を書いていないのは適当な業者か、あるいは後から追加で料金を上乗せしようとする悪徳業者であるかのどちらかの可能性が高くなります。
内訳について質問した際に納得できるような理由を説明できなければ、まずアウトであると言えるでしょう。
業者によって助成金の受給可否が分かれることも
優良業者か悪質業者か、という違いによってではありませんが、業者によって地方自治体の助成金の受給可否が分かれることがあります。
主に分かれ目になるのはその施工業者の所在地です。
地方自治体によって条件は異なりますが、施工業者の事務所住所が助成金を支給している自治体の管轄内であることを助成金支給の条件にしている自治体があります。
提案を聞いている業者から助成金に関する説明がなかったとしても、助成金の有無は必ず確認するようにしましょう。
本当にあった悪徳業者の事例
実際に発生した悪徳業者の事例をご紹介していきます。今回ご紹介するのは「手抜き工事」の悪徳業者事例からです。
外壁塗装はいわばメンテナンスの一環でもあり、これを適切に行なっていなければ外壁や塗装の寿命というものは一気に落ちてしまいます。塗装時点で隙間などあればそこから雨水が侵入し、一年と経たずに内部が腐食する可能性もあるでしょう。
そんな手抜き工事のパターンとして、「コーキング」部分に手抜きを行うというものがあります。コーキングとは、外壁と外壁のつなぎ目に行う接着兼カバー部分のことであり、雨風を防いだり外壁材をきっちり固定することで外壁材同士がぶつかったりして歪んだり破損するのを防ぐ役割があります。
外壁塗装においては古いコーキングを新しいものに変えるというのも1つの作業ですが、ここで手を抜く悪徳業者が存在します。
例えば、表向きはしっかりと処理をしているように見せかけて、ぱっと見で見えない部分のコーキングを古いもののまま放置しているといったパターンや、1つのコーキングラインを途中まで入れ替えて、目に入りにくい上部分はそのまま古い状態だったりと、目に見えない部分を放置した手抜き工事です。
他にも単純に作業の質が悪いパターンがあります。コーキングは外壁に余計な後が残らないように、コーキングする周りをマスキングテープという、貼った部分に塗料などがつかないようにするテープを貼って必要な部分にだけ処理を施します。
そのマスキングテープを貼った部分を越えてコーキング材を塗ったせいで、マスキングテープを貼った跡が見えるような形で余計な部分にもコーキング材が塗られてしまっている、というような雑な仕事をする業者も存在します。
外壁塗装業者とのトラブルを防ぐには
悪徳業者でなくとも、人との受け答えを行う以上、コミュニケーションエラーで何かしらのトラブルが生じることもあります。そこで、外壁塗装における業者との発生しやすいトラブルを回避する方法についても解説しておきましょう。
営業を受けた日に契約をしない
契約というものは即決するものではありません。きちんと考えて、調べた後に問題がなければ契約をするのが正しい契約方法です。
もし営業を受けたとしても、実際にどうなのかをネットで調べたり、相場と比較したり、他の業者と比較するなどして、問題がなければ再び連絡を取って契約するといった方法であれば余計なトラブルを避けることができ、悪徳業者を選ばずに済むでしょう。
契約前に業者の比較や打ち合わせを行う
悪徳業者の見分け方でも解説しましたが、事前に現場の確認を行うなど、打ち合わせはしっかりとしましょう。見積もりをする前に現場の状態を確認してもらったうえで、実際に相場と差異はあるか、他の業者とも比較をしたうえで問題はないかなどを確認し、契約を結びましょう。
複数の業者と打ち合わせを行うことで、言っていることが違ったりすればより悪徳業者の見分けがつきやすいと言えるでしょう。
外壁塗装の業者選定ミスで実際にあったトラブル例
実際に業者選びを間違えた際のトラブル例としては、上記でも解説したように
・手抜き工事を行う業者を選んでしまった
・事前の下調べが不十分だったため、外壁の一部に塗装漏れが起きてしまった
などがあります。
他にも、使用する塗料と下塗り材や外壁材の相性が合わずに、塗料が早々に剥がれてしまったり膨れたりしてしまうといった症状が発生することもあります。
失敗しない外壁塗装の業者を選ぶ際のポイント
最後に、外壁塗装において失敗しない業者選びのポイントについて解説しましょう。ポイントを抑えたうえで、今回解説した悪徳業者を見分けるコツを意識すれば、少なくとも悪徳業者に引っかかる可能性は格段に下がるでしょう。
ただし、最初に解説したように塗装業者は地域密着型が多かったり、全国展開しているようないわゆる「一定の質」が保証されている業者はあまり多くはありません。そのため、そもそもその地域には良い塗装業者が無いという可能性も存在しているため、その点には注意しましょう。
自社施工店であるか
外壁塗装を請け負う業者自体は数多く存在します。しかし、上記で解説したように、大抵は下請け業者に実際の仕事を投げることが多く、下請けに依頼を回す分費用が高くなったり、実際に作業を行う会社との伝達に問題があった結果、仕事にミスが発生するなどといった問題が発生します。
そのため、自社施工を行う業者であるか、というのは大きなポイントであると言えるでしょう。
第三者から見て信頼できる業者を選ぶ
結局のところ、1番大事なのは信頼性です。価格がどうのこうのという目先の損得に注目してしまうからこそ、悪徳業者の甘い誘惑に引っかかってしまうのです。
だからこそ、第三者の視点からさまざまな要素を俯瞰して見ることで、問題があるかどうか、信頼できる実績や評判があるかなどを判断することが、最も確実な選び方であると言えるでしょう。
外壁塗装を成功させたいなら業者選びは慎重に!
外壁塗装の優良業者と悪質業者を見分けるポイントについて紹介しました。
もし、現在進行形で交渉中の塗装業者が、ここで紹介した悪質業者のポイントにひっかかるようであれば、契約は急がずにじっくりと見極めるのが賢明でしょう。
反対に、優良業者のポイントに該当するのであれば、ぜひ積極的にお話をすすめていくべきです。
「複数の塗装業者に見積もりを依頼する」という点からスタートするのなら、外壁塗装パートナーズにお任せください。
カンタンな情報入力をいただくだけで、あなたがお住まいの地域で活躍している優良業者を最大3社まで一括でご紹介します。
外壁塗装の成功は業者選びから。
マイホームの塗り替えをお任せする塗装業者選びには、ぜひ外壁塗装パートナーズをご利用ください。