外壁塗装のお金がない時の解決策!補助金やローンが使えることも
外壁に劣化が見られるのにお金がない場合、外壁塗装を先延ばしにしがちです。
しかし、外壁塗装をせずに劣化を放置していると、さらに高額な補修費用が必要になる可能性があります。
こちらの記事では、外壁塗装をするお金がない時の対処法や、絶対にやってはいけないNG行動例を紹介しています。
最後まで読めば、外壁塗装をするお金がない時にどんな風に対応すればいいかが丸わかり。
ローンを組むとお得に外壁塗装を行える減税制度についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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すぐに外壁塗装をしたいけどお金がない!そんなときどうする?
マイホームの外壁が剥がれてくると、「いい加減外壁塗装をしなくちゃなぁ…」と感じます。
しかし、貯金が少ないなどお金がないタイミングではどうすればいいのでしょうか。
まずは、外壁塗装をしなくちゃいけないのにお金がない!そんな場合の対処法を紹介します。
外壁塗装を安くする方法1
市区町村の補助金で安くなる?
お金がない時に外壁塗装を行う場合、まず最初に確認したいのは地域の助成金です。
お住まいの自治体によっても異なりますが、外壁塗装の工事で助成金を受けられる場合があります。
助成金が支給されれば、お金がない状態であっても外壁塗装をしやすくなります。
例えば、神奈川県座間市では地域経済の活性化と市民の居住環境向上を目指して、様々な住宅リフォームを対象に補助金制度が用意されています。
この補助金制度では外壁塗装も対象になっていて、5万円の補助金を受け取ることが可能です。
さすがに外壁塗装にかかる工事費用全額を負担してもらうのは難しいですが、一部でも負担を軽減してもらえればありがたいですよね。
外壁塗装を安くする方法2
火災保険で外壁塗装が無料に?
万が一、火災や台風などによりマイホームが損傷してしまった場合は、外壁塗装の費用を保険金でまかなえる場合があります。
契約内容にもよりますが、例えば台風による飛散物が外壁に直撃し、補修と塗装が必要になった場合などは保険の対象になることでしょう。
また、強風で屋根材がめくれてしまった場合などにも補修費用を保険金でまかなえる可能性があります。
「突然の災害で外壁の補修や塗装を余儀なくされた」という方は、お金がないからと諦めず、まずは火災保険の契約内容を確認してみるのがおすすめです。
外壁塗装を安くする方法3
ローンを組んで工事をする
今すぐに外壁塗装をするお金がない場合は、ローンを組んで工事をするという選択肢があります。
「わざわざ外壁塗装のためにローンを組むの?」と疑問に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、実はローンで外壁塗装をする方も意外と多くなっています。
記事の後半で解説しますが、外壁塗装をせずに放置すると住宅に深刻なダメージが発生することもあります。
そのため、外壁塗装をする必要性が生じた場合は先延ばしにせず、ローンを組んでも工事をするのが得策です。
例えば、ローンを組んで外壁塗装を行った場合、国が提供する「住宅ローン控除」という減税制度を利用できることがあります。
この制度は、100万円を超えるリフォーム工事を、10年以上のローンで実施した場合に適用される減税制度です。
年末のローン残高の1%が所得税から控除されるので、工事費用はかなりお得になります。
もちろん減税にはいくつかの条件がありますが、ローンを組んで外壁塗装をすることにはメリットも存在していると覚えておきましょう。
外壁塗装を安くする方法4
しばらく様子を見る
お金がないときは、しばらく様子を見るという選択肢もあります。
しかし、この選択肢は絶対におすすめできません。
なぜなら、外壁が目に見えて劣化しているのであれば、それはすぐにでも外壁塗装をするべきサインだからです。
お金がないからと外壁塗装をせずに放置するリスクについては後述していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
「外壁塗装を安くしたい」と思ったら
外壁塗装の費用を安くするには、複数の塗装店からの見積もりを比較することが重要です。
外壁塗装パートナーズなら、手軽に地元で評判がある、複数の塗装店から見積もりをとることができます。
以下のフォームよりご依頼できますので、お気軽にご相談ください。
こんな劣化があれば注意!外壁塗装をすべきサイン
それでは次に、誰でもわかりやすい外壁塗装をするべきサインを紹介します。
こちらで紹介しているような劣化症状が見られたら、お金がないからと先延ばしにせず外壁塗装を検討するようにしましょう。
サインその1
家の汚れがひどい
最初に紹介する外壁の劣化症状として、汚れがひどいというものが挙げられます。
「外壁が汚れているくらい普通じゃないの?」と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、外壁は耐久性が持続している限り、それほど汚れることはありません。
つまり、外観全体の汚れが目立つようになったら、塗膜が寿命を迎えている証拠です。
よくある汚れの例としては、「窓枠や排気口から雨垂れの黒い跡が伸びている」と言うものがあります。
皆さんも、ご自宅を遠くから眺めてみてください。
遠目にも汚れを確認できるようであれば、塗膜の耐久性がなくなっている可能性がありますので、お金がないと後回しにせず外壁塗装を検討すべきです。
以前と外壁の色が変わった・色あせている
塗装したての頃と外壁の色が変わった場合や色あせている場合は、外壁塗装をするべきサインです。
太陽の光にさらされている外壁は、経年劣化により徐々に色が変わっていきます。
特に新築から数年が経過すると、外壁の色あせは顕著になります。
そのため、新築の後に1度も外壁塗装をしていない住宅は、色あせに注意する方がいいでしょう。
なぜ新築から数年の住宅に色あせが顕著なのかというと、新築時にはそれほどグレードが高くない塗料を使用するケースが多いからです。
グレードが高い塗料を使用すると、外壁に硬くて頑丈な塗膜を生成します。
この頑丈な塗膜が、新築には不向きなのです。
新しく家を建てた場合、建材として使用されている木やコンクリートは、湿度や気温により膨張と伸縮を繰り返します。
この膨張と伸縮は時間が経つにつれて小さくなっていくのですが、新築時にフッ素塗料などグレードが高い塗料を使用してしまった場合、頑丈な塗膜だと膨張と収縮に対応できず、ひび割れを起こしてしまうのです。
サインその1
うっすらと緑色になっている(コケや藻の発生)
外壁の表面がうっすらと緑色をしている場合は、コケや藻が発生しています。
また、明らかにコケが生えているとわかる状態であれば、すぐにでも外壁塗装を検討するのが賢明です。
コケや藻は日当たりが悪い北側の外壁に発生することが多いです。
塗膜の耐久性が維持されている限りコケや藻が発生することはありませんから、これらの劣化が見られたら塗膜は寿命を迎えていると考えましょう。
コケや藻であればまだマシですが、住宅の立地環境によってはカビが生えてしまう場合もあります。
外壁にカビが生えていると、その住宅に住んでいるあなたやご家族に健康被害が出てしまう恐れがあります。
お金がないという理由で放置するのは、絶対にやめましょう。
サインその2
外壁にひびが生じている(クラック)
「クラック」という言葉を目にしたことはありますか?
クラックとは、外壁などに発生するひび割れのことです。
外壁にひび割れが生じている場合は塗膜の劣化が原因として考えられますので、外壁塗装を検討するのがおすすめです。
1mmにも満たない小さなひび割れであれば緊急性は低めですが、1mm以上のひび割れがある場合はすぐにでも業者へ連絡しましょう。
サインその3
触ると白い粉が手に付着する(チョーキング現象)
何かの拍子で外壁に触れ、服に白い粉が着いてしまった経験はありませんか?
外壁に白い粉が発生することを「チョーキング現象」と呼び、この現象が起きていたら塗膜は完全に劣化しています。
チョーキング現象が発生する原因は、主に太陽光に含まれる紫外線の影響です。
この現象が見られるのに放置していると、ある日突然、大きなひび割れ(クラック)が発生してしまう可能性もあります。
サインその4
外壁接合部にひび割れがある
ひと昔前はモルタルという外壁が主流でしたが、最近の住宅ではサイディング外壁が人気です。
サイディング外壁とはサイディングボードを貼り合わせることで仕上げる外壁のことで、比較的安価なことに加え、デザイン性に富んでいることが人気の秘密です。
ただ、サイディング外壁を導入している外壁の場合、ボードとボードの接合部にひび割れが生じることがあります。
接合部分にはコーキングと呼ばれるゴム状の樹脂が充填されているのですが、このコーキングこそ劣化が現れやすい部分です。
というのも、コーキングの寿命は7〜8年であり、一般的な塗膜の寿命よりも早く劣化症状が現れてきます。
外壁の接合部、つまりコーキングにひび割れが見られたら、外壁塗装を検討すべきタイミングです。
サインその5
表面の剥がれ・浮き・膨らみ
劣化を判断しやすい状況として、外壁表面の剥がれがあります。
また、表面がわずかに浮いている場合も、外壁が剥がれている時と同様に塗膜は劣化しています。
そのほか、弾性塗料を使用している場合などには、「ふくれ」のトラブルが発生することもあります。
このような外壁の異常が見られたら、早めに専門業者へ相談するようにしましょう。
「お金がないから」と放置すると住宅の寿命が縮む
すぐに外壁塗装を行えるだけの貯金がなくても、「お金がない」という理由で工事を先延ばしにしていると、住宅の寿命が縮んでしまうかもしれません。
こちらの項目では、外壁塗装をせずに放置することで発生するリスクについて解説しています。
ひび割れ(クラック)から雨水が侵入!シロアリのリスクも
ひび割れ(クラック)が発生すると、その部分から雨水が浸入してしまいます。
住宅内部へ雨水が浸入すると湿気も上がり、シロアリが発生するリスクが高くなります。
「お金がないから」と外壁塗装を先延ばしにしていると、シロアリ駆除や劣化部分の補修工事が必要になるケースがあります。
そうなると、外壁塗装よりもはるかに高額な補修費用が必要になることは間違いありません。
メンテナンスにかかるコストと補修にかかるコスト、どちらが高いかは一目瞭然。
こちらの記事を読んでいるあなたには、お金がないからと外壁塗装を先延ばしにせず早めに対処することをおすすめします。
雨樋や雨戸が劣化して防水機能を果たせなくなる
住宅には、様々な部分に塗装が施されています。
それは外壁だけではなく、雨樋や雨戸などといった付帯部分でも同じ。
そして、付帯部分に塗られている塗料も同じように経年で劣化していきます。
付帯部分の塗膜の劣化は放置すると特に危険であり、最悪の場合、腐食により付帯部分そのものがボロボロになってしまうこともあります。
そうなってしまうと、住宅が本来持つ防水機能はガクンと下がってしまうので、その家に住み続けられる年数は一気に短くなってしまうでしょう。
我が家に長く住みたいと思ったら
家が汚くなってきたり、壁から何かがボロボロ剥がれるようになったら、それは外壁塗装のタイミングです。
あまり家のメンテナンスを放置していまうと、最悪外壁塗装だけじゃ済まない可能性があります。
外壁塗装をするしないに関わらず、一度専門業者に家を点検してもらうことをおすすめいたします。
外壁塗装パートナーズでは、地元で評判の外壁塗装専門の会社をご紹介しています。
以下のフォームよりご依頼できますので、お気軽にご相談ください。
お金がなくても手抜き工事はNG!
やってはいけない行動
最後に、どんなにお金がない時でもやってはいけないNG行動の例を紹介します。
これらの行動をすると結果的に損をしてしまう可能性が高いので、絶対にやめましょう。
失敗の原因1
格安業者に依頼する
インターネットなどで外壁塗装の業者を探していると、格安料金を打ち出している業者が見つかることもあります。
しかし、あまりにも相場とかけ離れた安さの業者は怪しいので依頼してはいけません。
格安料金の裏には、様々な手抜き工事が隠されているかもしれませんよ。
工事関係の業界の中で、外壁塗装は手抜きをしやすい分野だと言われています。
だからこそ安すぎる業者ではなく、適正価格で施工をしている優良業者に依頼することが大切です。
失敗の原因2
工程を省いて割り引いてもらう
「お金がないから少しでも安く外壁塗装をしたい」と考え、一部の工程を省いて割引してもらうのはNGです。
例えば、外壁塗装の工程である高圧洗浄やコーキング補修などを自分でやろうと考える方もいます。
家庭用高圧洗浄機があるからといって自分で洗浄しようとしても、プロが使用する業務用より威力が劣るので、汚れを落としきれない可能性は高いです。
なにより、自分で高圧洗浄をする場合、2階など高い部分を洗浄できません。
外壁の汚れを十分に落とさないまま塗装をしても、塗膜は本来の耐久性を発揮できないため、すぐにまた劣化してしまうでしょう。
どれだけ安く外壁塗装を行ったとしても数年で剥がれては意味がないですよね。
外壁塗装は全ての工程が揃って初めて100%の耐久性が発揮されるので、一部の工程を省くのは絶対にやめましょう。
失敗の原因3
無理な値切り交渉を行う
お金がないからといって、見積もりの後に無理な値切り交渉をするのはNGです。
本当に優良な外壁塗装業者は、必要な工程を適切に行い、少しの利益を加えて見積もりを出しています。
そんな優良業者へ無理な値切り交渉をしてしまうと、本来は行われるはずだった工程が省略されてしまう可能性があるからです。
失敗の原因4
DIYで外壁塗装をする
どんなにお金がない場合でも、外壁塗装をDIYで行うのはおすすめできません。
なぜなら、高い場所で作業をする外壁塗装には、落下や電線接触など事故のリスクがつきものだからです。
業者に依頼する場合、足場を組んでその道のプロが作業を実施するため事故のリスクは低いですが、それでも事故率はゼロではありません。
DIYの外壁塗装は非常に危険なので、絶対にやめましょう。
また、仮に平家で高所作業が必要ないとしても、正しい施工ができなければ塗膜はすぐに劣化してしまいます。
せっかく時間をかけて塗装してもまたすぐ外壁塗装をする羽目になってしまうので、初めから専門業者へ依頼するのが得策です。