【外壁塗装体験談その6】塗料は半製品で、外壁塗装で完成品となる
塗装前の養生がとにかく大変
外壁塗装と一言でいっても、家の外壁は外壁だけではありません。
窓や雨戸がありますし、我が家などはちょうどこの頃の流行だったらしく、出窓があります。
出窓の上部は金属屋根になっていますし、雨どいや基礎コンクリート部分などもあります。
つまり塗ってはいけない箇所が外壁にはたくさんあるため、まず塗る前に「養生」といって、ビニールやテープで塗らない箇所を覆う作業は発生します。
うちの実家は見るからに養生しなければならない箇所が多いので申し訳ないです。
化粧と同じで下地づくりが大事
まず今回使用する塗料は、アステックペイントの超低汚染リファイン1000MF-IRというフッ素樹脂塗料です。
低汚染性とシリコンよりも優れた耐候性を持つ塗料と言われています。
外壁塗装は化粧と同じで、塗料の付着を良くするために最初に「下塗り」の工程が入ります。
手抜き工事ではこの工程を省かれてしまい、数年で塗装が剥がれてきてしまうという事が発生します。
ですので、外壁塗装の仕上げは下塗り(1度塗り)が鍵を握っているといっても過言ではないです。
また塗装する際、面が広い部分では大きいローラーを使用し、小さな面では小さなローラーを使用していきます。
そして面倒なことに、外壁部分と出窓の上などの金属屋根部分では塗料が違うだけでなく下塗り材も違います。
ほとんどの場合、錆止めを理由に塗装します。
職人さんに飲み物の差し入れ
高圧洗浄以降の工程では、私は実家には戻っておらず写真の撮影も両親に任せています。
そして写真撮影以外に、両親に忘れないで欲しいと依頼していた事があります。
それが飲み物の差し入れです。
実は、ハウスサポート秋川さんからは事前に、昔と違って今は、毎日の飲み物の差し入れは必要ないですからと言われておりました。
しかしだからこそです。
塗装は、塗料も現場で調合し、化学変化を起こし、塗った後もその変化は続いて様々な反応を経て硬化していき、塗膜をを形成します。
完成品の取付ではなく、塗装は半成品と言われる所以です。
つまり職人さんがどれだけちゃんと仕事をして下さるかに全てがかかっているのです。
そして人間は感情の生き物です。
毎日気持ちよく仕事をしていただく為の飲み物の差し入れなど本当に安いものです。
どんな飲み物が好きかはわからないので、クーラーボックス大量の氷とともに、ありとあらゆる種類のドリンクを入れて自由に取って飲んでもらうスタイルにし、売れたものは翌日補充する事で、気兼ねなく職人さんも飲めるようにしました。
次回は最終回。今回の自分で外壁塗装を経験した感想をつづります。