外壁塗装はまだするな!のお家4選|やりたくない・必要ない人はどうすべき?
この記事の内容
- 外壁塗装をまだすべきでない方のお家の特徴
- 外壁塗装をしても無駄・効果のないケース
- 外壁塗装を検討するべき劣化症状6つ
- 外壁塗装をやりたくない人へのアドバイス
外壁塗装はお金がかかるものです。だからこそ、最適なタイミングで行いたいですよね。
この記事では「外壁塗装はまだするな」と言いたくなるようなお家の特徴や塗装をしても効果がないケースについて解説します。
外壁塗装の正しい時期・タイミングを知りたいなら
外壁塗装はまだするなという方のお家の特徴4選
外壁塗装はまだするなという方のお家の特徴
- 築年数が8年未満のお家
- 前回の塗装工事から5年未満のお家
- 新築時に、無機・セラミックコーティングされた外壁材を使用しているお家
- 気になる汚れや劣化が一切見られないお家
外壁塗装がまだ早い状態のお家は上記の4つです。
それぞれについて詳しく解説していきます。
1:築年数が8年未満のお家
築年数が8年に満たないお家だと、塗装がまだ必要でない状態の可能性が高いです。
新築時に建材にコーティングされている塗膜に劣化が見られる前で、現地調査をした結果、まだ早いという判断になることがほとんでです。
ただ日当たりや周辺環境によっては、汚れの付着やチョーキング現象等の劣化状況が目立ち、必要なタイミングになっている可能性もあります。
そのため、少しでも不安を感じたらプロの目で確認してもらうようにしましょう。
時々まだ建てて間もなく、きれいな状態のお宅に営業をかけて、契約を促す会社もありますが焦る必要はありません。
2:前回の塗装工事から5年未満のお家
前回の塗装から年数が経過していない状況でも、早いと判断されることがあります。
前回の塗装に使用した塗料の耐久性にもよりますが、今はシリコン塗料以上のグレードで塗装されていることがほとんどです。
シリコン塗料の耐久性は10~15年と言われているので、まだ建材のコーティングが施されている状態であることが多いです。
もし気になる症状があれば、前回施工した工事会社の保証期間内の可能性もあるので、問い合わせをしてみると良いかもしれません。
3:新築時に、無機・セラミックコーティングされた外壁材を使用しているお家
塗装のタイミングが早いと、塗料の剥離が起こる恐れがあります。
一部ハウスメーカーで使用している外壁材が該当します。
無機・セラミックコーティングされている外壁材の場合、チョーキング現象が起きる前(外壁の光沢が残っている状態)だと、上から塗り直した塗料の密着性が悪くすぐに剥離がおきます。
通常の外壁材よりも5年以上は塗装の必要な時期に差が出るため、ある程度の築年数が経過しても、焦らずに状況判断から相談することをおすすめします。
4:気になる汚れや劣化が一切見られないお家
気になる劣化現象が一切ない場合は、塗装の必要があるかどうかの確認から、塗装店に依頼するようにしましょう。
ただ、ある程度の年数が経過している(築10年程)お家だと、住んでいるご本人には気付かないところで、劣化現象が起きていることがほとんどです。
2階部分や死角になっている部分は自分ではチェックができないので、プロの目で確認してもらうと安心です。
外壁塗装の業者選びお困りなら、外壁塗装パートナーズまでご相談ください。
既に見積もりを貰っている方こそ、お気軽にお問い合わせください。
外壁塗装のエキスパートであるアドバイザーが、お客様の家に合った適切な塗料をご提案します。
外壁塗装をしないと起こること
- 見た目が汚くなる
- 外壁材が傷むスピードが早まる
- メンテナンス代が高くつく
外壁塗装を適切なタイミングで行わないと、見た目だけでなくお家の内部までボロボロになりさらに高額な工事費が必要になることもあります。
それぞれどのような理由で原因が発生してしまうのか解説していきます。
1:見た目が汚くなる
色あせがおきたり、汚れが付着し見た目が汚くなります。
紫外線を浴びることによりお家の南面、西面は特に色あせが起こりやすいです。
逆に日光が当たらない北面だと苔やカビ等の黒っぽい汚れがつき、かなり見た目に影響が出ます。
たまに高圧洗浄で表面上の汚れだけ落としたいという方もいらっしゃいます。
ですが、表面の汚れだけを落としても改めて外壁材のコーティングを作り直さないと、汚れはすぐに付着します。
色あせた部分も塗装をすることによって、見た目の印象はかなり変わるでしょう。
一時的にきれいにするだけでなく、その状態を保つ為にも塗装はとても重要です。
2:外壁材が傷むスピードが早まる
外壁塗装はお家の見た目をきれいにするだけでなく、建材の劣化の進行を遅らせるという役割も担っています。
表面に塗膜がない状態だと外壁は雨や風を直接受けることになります。
セメントが主な成分の、モルタルや窯業系サイディング等の外壁材は、水分の吸収と蒸発を繰り返すことによってひび割れがおきます。
定期的に塗装をすることにより建材に直接的なダメージを与えることが防げるので、雨漏りの原因になるひび割れを防ぐことができます。
同じ築年数のお宅でも定期的に塗装をしているかどうかで、かなりお家の劣化状況に差が出て来ます。
3:メンテナンス代が高くつく
定期的に塗装をしていないと、雨漏りが起きるリスクがあります。
雨漏りは内部の木材を腐食させ工事費がさらに高くなってしまいます。
雨漏りの主な原因は外壁材、コーキング材のひび割れから雨水が侵入することです。
屋根からのイメージが強いですが、外壁のひび割れも甘くみてはいけません。
一度内部に雨水が入ってしまうと、その水分が乾燥することは困難で木材の部分から腐食がおき、お家全体に影響を及ぼします。
腐食に気付かずに長年放置してしまうと、塗装工事よりも大掛かりな張替等の工事が必要になり、結果、工事費用が高くついてしまうことがあります。
たまに塗装で雨漏りは直せますか?と質問を頂くのですが、塗装は修理方法ではなく予防策なので、何かが起こる前に定期的に済ませておくことが理想でしょう。
外壁塗装が無駄になってしまうケースは?
そもそも外壁塗装が無駄になってしまうケースもあります。
どんな状況、状態のお家なのか3つご紹介します。
- 外壁塗装が不要な外壁材である
- 悪徳業者に施工不良をされてしまった
- 外壁塗装をしても意味ないレベルに劣化している
それぞれ見ていきましょう。
1:外壁塗装が不要な外壁材である
外壁塗装が不要な外壁材
- タイル
- レンガ
上記2点の外壁材は、圧倒的に耐久性にも優れており塗装の必要がありません。
科学繊維をあまり含まない為、紫外線による劣化を受けにくいとも言われています。サイディングは定期的な塗装が必要な素材です。
サイディングの中でも窯業系サイディングの場合は、より定期的な塗装が必要になります。
窯業系サイディングとは、セメントが主成分の外壁材でボードを貼り付けたような見た目が特徴です。
(外壁の間をコーキングで止めているもの)窯業系のサイディングは水分に弱いので、ある程度の頻度で塗装をしないとチョーキング現象やひび割れがおきます。
レンガ調、タイル調の柄が表面についているサイディングのお家お宅もあるので、ご自宅の外壁材をしっかりと把握しておきましょう。
金属サイディングや樹脂系サイディングも、素材によって年数は違いますが塗装が必要な外壁材です。
2:悪徳業者に施工不良をされてしまった
塗ったばかりなのに、膨れやひび割れのような施工不良が起きている場合は、表面だけ塗り直しても意味がありません。
乾燥時間を確保しなかったり、下地処理が不十分だったりが原因なので、ベースからやり直すのはかなり困難です。
一度塗装をしてしまうと塗料を落として、塗り直すことができないので塗装店を選ぶ際は、必ず比較して信頼できる工事会社を選ぶようにしましょう。
3:外壁塗装をしても意味ないレベルに劣化している
外壁材自体がボロボロになっていたり、穴が開いている状態だと塗装工事は意味がありません。
ある程度のひび割れであれば部分修繕をして、塗装工事でメンテナンスが賄えますが、塗装の役割はあくまでも外壁の表面を保護することです。
素材自体が大きく傷んでいる場合は、新しい外壁材に張り替えたり、重ね張りをする必要があります。
築年数が30.40年経過して初めての塗装という方だと、塗装以上の工事に発展してしまうことが多いです。
外壁塗装を検討すべき劣化症状
築年数が10年程経過したら、新築の状態から少しづつ見た目に変化が出ているはずです。
少しでも気になる劣化現象があればプロの意見を聞く機会を作りましょう。
- 雨だれ跡
- 外壁の膨れ
- チョーキング
- コケ・カビ
- ひび割れ(クラック)
- はがれ(はく離)
- 剥落・錆
上記の症状が出ているお家は、塗膜が落ち外壁材のコーティングがなされていない状態です。
塗膜がなくなると雨や風、日光によるダメージを外壁材は直で受けることになります。そのままにしておくと、劣化の進行はより加速しお家にダメージを与えます。
それでも外壁塗装をやりたくない方へ
それでも外壁塗装はなんかめんどくさいな・・と思うかもしれません。
そんな方には2つの道があります。
- リフォームローンや分割払いで資金を用意する
- 外壁材がボロボロになるまで使い続けて、カバー工法、張替を行う
それぞれ見ていきましょう。
お金がかかるからやりたくない方
一括だけでなく、リフォームローンや分割払いという方法もあります。
家庭の状況に合わせて支払いのご相談ができます。
自社で塗装をしている工事会社に見積依頼をすることにより、中間経費が発生せず思っていたよりもお得に出来たという方も少なくはありません。
企業選び、支払についてご自身にあったものを選択し、負担のない方法を選びましょう。
めんどくさいからやりたくない方
外壁塗装をしないなら外壁材がボロボロになるまで使い続けて、カバー工法、張替を行う方法もあります。
■カバー工法(重ね張り)の場合:130万~200万
■張り替えの場合:170万~240万
塗装工事に比べると1回分の工事費用がかかる為、ある程度の予算は用意しておいた方がよいでしょう。
まとめ
外壁塗装はタイミングの見極めが重要です。
早く塗装すればいい訳ではないですし、だからと言って先のばしにしてもよりメンテナンス費用がかかってしまうケースもあります。
使用している外壁材の種類、周辺環境によってタイミングが変わってくるので、一概に何年以上経過したら塗装するべきとお伝えするには難しいです。
ある程度の築年数になったら、不具合がないからと言ってそのままにせず、まずはお家の現状を知る為にも一旦プロに劣化状況の確認を依頼するようにしましょう。
定期的な点検が、お家を守ることや費用を抑えることに繋がります。
外壁塗装の相場関連でよくある質問
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外壁塗装をまだするなと言えるお家の共通点は?
築年数があまりにも浅く、劣化現象が見られないお家です。このようなお家は外壁塗装しても大きなメリットはありません。
-
外壁塗装をやりたくない場合はどうすればいい?
既存の外壁材を限界まで使用し、張替や重ね張の工事を検討しましょう。
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