屋根葺き替え(張り替え)を行う時期はいつ?目安の年数と症状を解説
この記事でわかること
- 屋根葺き替え(張り替え)を行う時期
- 屋根の診断を受けた方がよい具体的な症状
- 屋根材別の寿命
今の屋根材がなんとなく古くなってきたけど、本当に屋根を交換(葺き替え)する時期なのか確かめたいと思っている、そんな方向けの記事です。
実は屋根は寿命があり、寿命を終えたまま使っていると水が家の中に侵入し、さらに工事費用がかかってしまいます。
1年工事が遅れただけで50万円近く変わることも。
「でも屋根屋さんに現状を見てもらうのも面倒・・・」
そんな方向けの張り替え(葺き替え)工事の目安となる時期を解説します。
屋根の葺き替え工事費用についての記事はこちら
>>屋根の葺き替え工事とは?費用相場から工程・メリットデメリットを解説
屋根葺き替え(張り替え)を検討する時期は?屋根材別に解説
屋根の葺き替えする時期は、屋根材にもよりますが早くて15年からです。
下記表で屋根材別に交換時期の目安をまとめました。
屋根材 | 時期(年数) |
---|---|
日本瓦 | 50年以上 |
スレート | 20~25年 |
トタン | 15~20年 |
ガルバリウム | 25~30年 |
寿命が一番短いトタンは、15年から葺き替えが必要になってきます。
また瓦は50年以上持つなどから、屋根材によって寿命が異なることがわかります。
日本瓦の葺き替えるべき時期・目安
日本瓦は屋根材の中で最も寿命が長く、50年以上(半永久)もつと言われています。
しかし、経年劣化や自然災害等によって日本瓦もメンテナンスが必要になってくることもあります。
コケが生えてきた・一部瓦が割れている等がメンテナンスをする目安です。
特に「瓦が抜け落ちている」「雨漏りが起きている」という症状が出ている場合はお早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。
スレート(カラーベスト・コロニアル)の葺き替えるべき時期・目安
最もよく使われている屋根材の1つで、寿命は20~25年と言われています。
10年に1度塗装を行う必要があり、コケや色褪せ等がメンテナンスをする目安。
特に「屋根の一部が凹んで見える」「雨漏りが起きている」という場合は、お早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。
トタン屋根の葺き替えるべき時期・目安
金属屋根で築年数が古い建物のほとんどがトタンと言われており、寿命は15~20年と屋根材の中でも特に短いです。
トタンもスレートと同様定期的なメンテナンスが必要で、色褪せや錆がその目安。
特に「穴が開いている」「雨漏りが起きている」という場合はお早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。
ガルバリウム鋼板屋根の葺き替えるべき時期・目安
軽くて耐震性に優れているのが特徴の屋根材。(重さは何と瓦の約1/10!)
寿命はスレートより少し長く、25~30年と言われています。
ガルバリウムも定期的なメンテナンスが必要で、色褪せやチョーキングがその目安です。
特に「屋根がたわんでいる」「雨漏りが起きている」という場合はお早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。
屋根の葺き替えを検討する目安
屋根葺き替えを検討するタイミングは以下の症状が目立ってきたタイミングです。
- 雨漏りが起きている
- 家の中がかび臭い・湿気がすごい
- 屋根材が柔らかくなっている
- コケが根付いてしまっている
1:雨漏りが起きている
天井に雨染みがある・ポタポタと水滴が落ちてくるといった症状が起きていると、雨漏りが起きている可能性があります。
原因としては屋根材のズレ・割れ・浮きであることが多いです。
これにより水の通り道が出来てしまっている=雨漏りが起きている可能性が考えられます。
2:家の中がかび臭い・湿気がすごい
換気しても変わらない場合、1度天井や屋根裏を見てみましょう。
もしかしたら、普段見ない部分でカビなどが繁殖=劣化が進んでいるかもしれません。
長期にわたって放置をしていると、やがて雨漏りやシロアリの発生を招くことになりかねないので、早めの対策が必要です。
3:屋根材が柔らかくなっている
基本的にスレート屋根で見られる劣化症状です。
普段屋根の上に登ることはないと思いますが、「屋根が波打ってるように見える」「凹んで見える」場合は早急に専門業者に診てもらいましょう。
家の内部まで水が浸透してしまっている恐れがあり、早めの対策が必要です。
4:屋根にコケが根付いてしまっている
これも主にスレート屋根に見られる劣化症状です。
水はけが悪くなってる=塗料の効果が薄まっている証拠で、家の内部に水が浸透している可能性が考えられます。
場合によってはコケが根を張ることで屋根材の内部から崩れてしまうこともあるので、注意が必要です。
屋根葺き替えの時期は意外とわかりにくい
上記、1つでも当てはまった方はまず専門の業者さんに確かめてもらいましょう。
今は簡単な修理や補修で済むかもしれませんが、後回しにしておくと家の内部が腐ってしまうだけでなく費用もかさんでしまいます。
でも屋根の業者ってどの業者がいいのか・見積もりはどう取ればよいのかもわからないものです。
そこで屋根工事パートナーズでは、お住まいの地域で評判の屋根工事業者を最大3社ご紹介し屋根工事を安心して行うお手伝いをしています。
無料で利用でき、点検してもらった上で工事を行うかは家主様にお任せしております。
本当に工事をすべきか、費用はいくらぐらいかかるのかなどわからないことありましたら、専門のアドバイザーがお答えいたします。
屋根葺き替えの時期でよくある質問
-
屋根の葺き替えをする時期の目安は?
築20~30年です。
ただし、屋根材の種類や劣化症状によって前後します。 -
屋根の寿命はどれくらい?
日本瓦は50年以上、その他の屋根材はおおよそ20~30年です。
どの屋根材も定期的にメンテナンスをしておくのが安心です。