「イノセンス塗料」ジャパンホームワンド社の塗料 評判と性能とは?メリットデメリットご紹介
適正価格チェックはこちら
この記事でわかること
- 「イノセンス塗料」はどんな塗料なのか?
- 定番の塗料と価格はどれほど違うのか?
- 「イノセンス」の塗料を使うメリット・デメリット
イノセンス塗料をご存知の方は、「ジャパンホームワンド社から外壁塗装の営業を受けた方」がほとんどでしょう。
この記事ではイノセンス塗料がどんな塗料なのか解説していきます。
~記事の前に~
「イノセンス塗料」のご相談や業者の選定でお困りなら、外壁塗装パートナーズまでご相談ください。
既に見積もりを貰っている方こそ、お気軽にお問い合わせ下さい。
外壁塗装のエキスパートであるアドバイザーが、お客様の家に合った適切な塗料をご提案します。
ジャパンホームワンド社の「イノセンス塗料」とは?
よくお客様より、
「家に訪問で来た会社から「イノセンス」という海外のメーカーで提案を受けたのですが、これはどんな塗料ですか?」
というご相談を受けます。
イノセンス塗料とは、アメリカのSTUC-O-FLEX社という接着材のトップメーカーが独自で生産しているピュアアクリル塗料のことです。
そして日本では、ジャパンホームワンド株式会社(旧:ELJホーム)というリフォーム店さんしか取り扱っていない塗料になります。
塗料には「ピュアアクリル樹脂(純度100%)」を使用しており、一般的なシリコン樹脂塗料よりも耐久性が高いのが特徴です。
今回は、こちらの「イノセンス塗料」の性能や評判について解説していきます。
「イノセンス塗料」のメリット
メリット① 塗料の伸長率が強み
メリット② 耐久性が強い
「イノセンス塗料」のメリット①
塗料の伸長率が強み
元々、木材で出来てる戸建ては空気中の水分などを都度吸収するため、木材自体が伸縮します。
イノセンスは弾性塗料の中でも、伸長率500%というほどのゴムみたいに伸びる塗料なので、木に追随してくれます。
そのため外壁の劣化によく見られる兆候「ヒビ割れ」や「剥離(はがれること)」などを最小限に抑えてくれるのがメリットです。
「イノセンス塗料」のメリット②
耐久性が強い
上述したとおり、伸長率が高い上に耐久性が非常に強い塗料となっています。
参考:イノセンスの特徴
そもそも「イノセンス塗料」自体が、100%純度のピュアアクリル樹脂を使っているため、不純なものを抑えた配合になってる塗料です。
そのため、期待耐久年数が約20~30年くらいメーカー公式サイトで発表されています。
実際は戸建て周辺の環境にも大きく影響されますので、ここまで長期間持つかは確実ではありませんが、少なくともフッ素樹脂塗料並みの耐久性と考えていただいて大丈夫です。
「イノセンス塗料」のデメリット
デメリット① 「イノセンス塗料」は弾性塗料
デメリット② 実例、実績が少ない塗料
「イノセンス塗料」のデメリット①
「イノセンス塗料」は弾性塗料
ピュアアクリル塗料は、弾性塗料ですので汚れやすいのが一番のデメリットです。
弾性塗料という言葉のとおり、ゴムのように粘着性を持つため、排気ガスや空気中のホコリなどとくっつきやすくなります。
そのため弾性塗料は、他の塗料よりも汚れやすくなります。
なおかつ白ベースの配色が多いので、余計汚れが目立つ可能性があります。
ピュアアクリル塗料については、以下の記事でも解説しています。
「イノセンス塗料」のデメリット②
実例、実績が少ない塗料
「イノセンス塗料」は、ジャパンホームワンド株式会社のみが販売しています。
日本で販売を始めたのも2017年以降ですので、圧倒的に他の有名メーカーよりも実績が少なく、実際に塗装した戸建てで20~30年持った例はまだありません。
期待耐久年数はあくまで予想値で、戸建ての環境に左右されますので確証はありません。
外壁塗装で失敗したくない方や低価格で塗装したい方には、他のよく使われるシリコン塗料やフッ素塗料をおすすめいたします。
「イノセンス塗料」の注意点
注意点① ピュアアクリル塗料で有名な塗料は他にもある
注意点② ピュアアクリル塗料は高い
「イノセンス塗料」の注意点①
ピュアアクリル塗料で有名な塗料は他にもある
イノセンスだけではなく、国内で有名なピュアアクリル塗料ももちろんあります。
オーストラリアの塗料メーカーである株式会社アステックペイントの「EC-5000PCM」、「EC-5000PCM-IR」です。
株式会社アステックペイントの日本法人は2000年に設立されているので、「イノセンス塗料」よりも日本での施工実績があります。
「どうしてもピュアアクリル塗料で検討したい!」とお考えの方は、上記の塗料などと比較検討することをおすすめいたします。
「イノセンス塗料」の注意点②
ピュアアクリル塗料は高い
「イノセンス塗料」はピュアアクリル樹脂塗料ですので、フッ素樹脂塗料並みの価格になります。
塗料別の相場価格は以下の通りです。
塗料の種類 | 相場価格 | 塗料の特徴 |
---|---|---|
アクリル樹脂塗料 | 70万円 | 最も安価で、紫外線に弱く耐久性は低い。 倉庫など塗り替えが多い場所には最適。 |
ウレタン樹脂塗料 | 80万円 | 安価でほどほどの耐久性がある。 安く済ませたいという場合におすすめ |
シリコン樹脂塗料 | 85万円 | コストと性能のバランスが良い。人気の塗料。 |
ラジカル塗料 | 90万円 | シリコンよりも高性能な新世代塗料。シリコン樹脂塗料と並び、選ばれることが多い。 |
フッ素樹脂塗料 | 100万円 | 価格は高いが耐久性は高い。塗り替え回数が減るのでトータルコストには優れている。 | 無機塗料 | 110万円 | セラミックやケイ素などの無機物を配合した高耐久塗料。非常に高価で工事価格が跳ね上がることもある。 |
耐久性の高い塗料は長い目で見るとお得になりますが、できるだけ低価格で外壁塗装を行いたい方や、30年以上も家を使わない方にとってはおすすめできません。
そういった方はむしろシリコン塗料など、比較的に低価格でコスパの良い塗料を選ぶことをおすすめします。
もしくは、複数社見積もりをとって価格を比較すれば、ピュアアクリル塗料よりも安く家に合った良い塗料が見つかる場合もあります。
もし既にご提案を受けている方がいたら、必ず他の塗装店から相見積もりをとり、違う塗料と比較検討することを強くおすすめいたします。
【イノセンス塗料にこだわりない方へ】外壁塗装の相場価格は?
別に「イノセンス塗料」にこだわりがない、という方へ、塗料と坪数別に外壁塗装の相場価格をご紹介いたします。
基本的にイノセンス塗料でなくとも、シリコン塗料などでも十分10~12年くらいは持ちます。
もちろんこだわりがあるならイノセンス塗料を選ばれるのが良いかと思いますが、おすすめはコスパの良い「シリコン塗料」か「ラジカル塗料」です。
坪数 | アクリル | ウレタン | シリコン | ラジカル | フッ素 | 無機 |
---|---|---|---|---|---|---|
~25坪(~82.8㎡) | 62万円 | 71万円 | 76万円 | 80万円 | 89万円 | 98万円 |
~30坪(99.3㎡) | 70万円 | 80万円 | 85万円 | 90万円 | 100万円 | 110万円 |
~35坪(115.9㎡) | 78万円 | 89万円 | 94万円 | 100万円 | 111万円 | 122万円 |
~40坪(132.4㎡) | 86万円 | 98万円 | 104万円 | 110万円 | 122万円 | 134万円 |
~45坪(149㎡) | 93万円 | 107万円 | 113万円 | 120万円 | 133万円 | 147万円 |
このように坪数×塗料の組み合わせによって、価格が大幅に異なります。
ぜひ別の塗料プランなどを見積りを比較していただいて、ご検討してみてください。
上記の相場価格の内訳を知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
外壁塗装をするなら、まずは相見積もりをとる
「イノセンス塗料」のご相談や業者の選定でお困りなら、外壁塗装パートナーズまでご相談ください。
「イノセンス塗料」に関わらず、外壁塗装をご検討中の方はまず見積もりを取ることをおすすめいたします。
塗料が異なるだけで費用も大きく変わってくるので、最低でも2~3社は見積比較してみてください。
外壁塗装パートナーズでも、お客様の家に合った適切な塗料をご提案しております。
まずは以下のフォームより、お気軽にご相談ください。