外壁塗装のフッ素塗料ランキングTOP5!種類や特徴も解説
外壁塗装のフッ素樹脂塗料とは?高耐久が特徴の塗料
外壁塗装に使用する塗料は種類が豊富です。
基本的に塗料の違いとは使用されている成分の違いですが、それによって価格や性能が異なります。
今回解説するフッ素樹脂塗料は文字通りフッ素樹脂を使用している塗料ですが、他の塗料と比較しても高価な塗料に分類されています。
フッ素塗料よりも高価な塗料と言えば無機塗料であり、無機塗料は最も耐久性が高い塗料とされていて、それに次ぐ価格のフッ素塗料も高耐久が特徴です。
端的に言えば、高い塗料=高耐久であり、安い塗料=低耐久ということです。
もちろん耐久性以外にもさまざまな部分で違いが存在します。
フッ素塗料のメリット
フッ素樹脂塗料で塗装するメリットとして、一番耐候性が高い塗料のため、他の塗料よりも塗装工事をする回数が減ります。
耐候性というのは、天気等による劣化、変色を抑えてくれることを指します。(詳しくは後ほどご説明いたします)
つまり塗装工事の回数が減ると、必然的に塗装にかかる費用も減るということになりますので、長い目で見るとかなり大きなメリットがある塗料です。
各塗料とフッ素樹脂塗料を比較してみました。
塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|
無機塗料 | 15年~ | いわゆる自然界にあるものを使った塗料で、高性能塗料のため高価。 かなり耐久性に優れていて、耐用年数も一番長い。 自然に優しい塗料として注目を浴びている。 |
フッ素樹脂塗料 | 15~20年 | 無機塗料の次に性能も価格も高い塗料。 耐候性、親水性、防カビ等にも優れているため、大型建築物(スカイツリー等)に使用されている。 |
シリコン樹脂塗料 | 10~15年 | 現在主流となっている塗料。 総合的に見て、一番性能も価格もバランスがいい塗料として人気。 |
ラジカル塗料 | 10~15年 | シリコン樹脂塗料よりも性能がいいと注目されている新しい塗料。 以前から塗膜劣化の大きな原因だったラジカルを制御し、さらに耐久性が強くなった塗料。 |
ウレタン樹脂塗料 | 8~12年 | ひと昔前に流行った塗料。 ひび割れに強く、シリコン樹脂塗料よりも安価。 しかし、耐久性はシリコン樹脂塗料に劣る。 |
アクリル樹脂塗料 | 5~7年 | 他の塗料と比べて耐久性が劣るため、現在は滅多に使用されない塗料。 ただ、安価で色も豊富のため、何回も塗り替える予定がある人向け。 |
以上の表を見ると、耐用年数が一番長い塗料になるのがわかるかと思います。
光沢性(新築のように光沢がある)
よく使われるアクリル塗料等は、約10年で光沢が20%も落ちてしまうことに比べて、フッ素樹脂塗料は約20年で90%ほど光沢を保つことができる塗料です。
耐用年数が長い
外壁は長い間外に晒されているため、どうしても紫外線や外的要因(雨や虫、カビ等)が理由で劣化が起こってしまいます。
そこで、耐候性が高い塗料で外壁塗装をすると、塗料の成分で紫外線等による変色や劣化を抑えてくれます。
以上のデータはあくまでも日本ペイントのパワーオーデフレッシュFの性能ですので、各塗料によって性能は上下しますのでご注意ください。
外壁に汚れが付きにくくなる
他の塗料よりも親水性が高い性質を持つのですが、ようするに壁についた汚れや垢を雨と一緒に流す働きをします。
逆に親水性が低い(撥水性)塗料ですと、水をはじき水汚れには強いです。
しかし、汚れは水だけでなく、油分もあるため全てを落としてくれません。
ですので、親水性が高いほうが外壁の塗料として良いとされています。
フッ素塗料のデメリット
続いて、フッ素塗料のデメリットについて解説します。
メリットがある反面デメリットも存在していて、フッ素塗料で特に気になるのがやはり価格についてでしょう。
長持ちする塗料は価格も比例して高くなり、さらにフッ素塗料は「一度だけ使用する」というようなことができない点がデメリットとして大きいと言えるでしょう。
今回解説していくデメリットは下記の3点です。
- 他の塗料と比べた際の価格の高さ
- 一度使用すると次回以降もフッ素塗料を使わなければいけない
- ツヤあり塗料しかない
それぞれ1つずつ解説していきましょう。
他の塗料と比べて費用が高い
塗料の性能が良い分、価格が高いです。
塗装業者にフッ素樹脂塗料とシリコン樹脂塗料の見積もりを作成してもらい、比較したらわかるかと思います。
費用を安く済ませたい方にとってはおすすめできません。
次回の塗装もフッ素塗料を使わなければいけない
Q. 既存のふっ素塗装面の塗り替えにあたっての注意点は?
A.既存塗膜が溶剤系(および弱溶剤系)ふっ素塗料の場合、通常のウレタン系やエポキシ系の下塗では付着が十分に得られません。
既存塗膜が当社のラフトンフッソやワイドフッソの場合は、サンドペーパーで目粗しを行った上、「ワイドエポーレF」「ラフトンワイドフッソ」などの弱溶剤系ふっ素樹脂塗料を直接塗装してください。…
近年ではフッ素加工しているフライパンがありますが、あれはフッ素のおかげで油をひかなくてもフライパンに食材がくっつかないようにできています。
あのフライパンのように、10年後に再度塗り替えをしようとフッ素以外の塗料でやると、付着ができずにすぐに剥がれてしまいますので、フッ素樹脂塗料で塗装をしなければならない可能性があります。
ツヤありの塗料しかない
塗料にはツヤありの塗料とツヤなしの塗料が存在します。ツヤあり・なしの違いは光を反射するかしないかです。
ツヤありの塗料は光を反射するため光沢があるように見え、ツヤなしの塗料は光をほとんど反射しないためマットな印象を受けます。
塗料としての性能も異なり、ツヤありの塗料は表面が平らで滑らかなため汚れが付着しずらく耐水性もありますが、年月を経てツヤが落ちていくため、見た目の劣化が顕著になります。
対してツヤなし塗料は、凹凸があるため汚れが付着しやすいです。
耐久性もツヤありよりも劣りますが、落ち着いた雰囲気があるため、木造住宅などに塗装した際には違和感がありません。
汚れやすくはありますが、劣化による外観への影響が少ないといった特徴があります。
塗料はツヤあり・なしの2種類しかないわけではなく、ツヤありにもいくつかの段階が存在します。
5分艶や3分艶といった表記でツヤの段階が分かれていて、基本的に数字が少ない方がツヤが薄く、最大だとツヤがありすぎて嫌だ、という場合は調整が可能です。
しかし、フッ素塗料は3分艶までは存在しますが、それ以下のツヤなし塗料が存在しないため、ツヤなし塗装が行えません。
ツヤあり塗料は光沢によって新築のような雰囲気を演出できますが、落ち着いた雰囲気には欠けるため、落ち着いた雰囲気の外観にしたい人には不向きと言えるでしょう。
フッ素塗料はこんな人におすすめ!
フッ素塗料がおすすめの人について解説していきましょう。
改めてフッ素塗料の特徴を羅列していくと下記のようになります。
- 高耐久
- 汚れがつきにくい
- 新築のように見える
- 値段が高い
- ツヤなしを選べない
このような特徴を踏まえて、向いている人は下記の通りになります。
- 塗装を長持ちさせたい人
- 家自体が築数年程度で数十年単位で住み続ける予定の人
- 長期的に見てメンテナンス費用を抑えたい人
それぞれの解説をしていきましょう。
長持ちさせたい人
高耐久ということはそれだけ長持ちするということで、基本的におすすめとなるのはその耐久性を最大限活かしたい人になります。
フッ素塗料は耐久性が15〜20年とされており、耐久性が高いということは塗料の防護性能を長期間維持できるということです。
そのため、壁材を長持ちさせたいという人におすすめです。
築浅で長年にわたって住み続ける予定の人
長期間持つ塗料ということもあって、数年で引っ越す予定がある人にとってはやや無駄があると言えます。
もちろん、耐久性以外の部分に目をつけてフッ素塗料を選ぶのも選択肢としてはありですが、やはり最大の特徴は長く使える点なので、その家に何十年も住むといった人にはおすすめでしょう。
長期的に見てコスパを良くしたい人
フッ素塗料に限らず、塗料は耐久性が上がると価格も比例するように上がります。
そのため、一度の塗装代は高くなってしまいますが、耐久性が上がればその分メンテナンスを行う頻度を減らすことができます。
外壁塗装は塗料代だけでなくさまざまな費用が合わさり、一度に100万円前後の費用が必要です。
その費用の中で塗料代が占める割合は種類によって増減するとはいえ、2〜3割程度です。
つまり、安く耐久性が低い塗料を使うと短期間の内に何度もメンテナンスを依頼しなければならないため、トータルで見た場合には非常にコストパフォーマンスが悪いと言えます。
フッ素塗料のような少々高いけれど耐久性が高い塗料は、長期的に見た場合にはメンテナンスの回数を減らせるため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
例えば、安い塗料と高い塗料は一回の塗装で20万円ほどの差が生まれます。
しかし、塗料代が全体の2割程度と想定した場合、100万円の内20万円が塗料代として、そこに塗料種類の差で20万円足したとしても40万円です。
残りの80万円は塗料に関係なく毎回発生するため、耐用年数が5年のアクリル塗料の場合では、耐用年数が20年あるフッ素塗料が一度外壁塗装を依頼するまでの間に4回外壁塗装を依頼することになります。
そのため、長期的に見た場合に耐用年数が低い塗料を選ぶのであれば、塗料の価格ではなく性能を見て選ぶほうがコストパフォーマンス的に正しいと言えるでしょう。
シリコン以外の塗料との特徴比較
シリコン以外の塗料との性能を比較していきましょう。
塗料の性能差は耐久性以外にも耐水性や汚れに対する性能などの違いが存在します。フッ素塗料の特徴である光沢性との比較になります。
ウレタン塗料は、シリコンと同じく光沢のあるツヤあり塗装が行えるのが特徴です。
柔軟な質の塗料のため、密着性が高くひび割れの補修や壁材の種類にあまり左右されずに密着性がある塗料と言えるでしょう。
光沢はフッ素塗料よりも高級感がある見た目になりますが、耐摩耗性はフッ素塗料の方が高いため、フッ素塗料の方が長期間光沢を維持できます。
アクリル塗料は最も安い塗料であるのが特徴です。
当然最も安い分耐久性も低く、これと言ってあえてアクリル塗料を選ぶメリットがある性能も有してはいません。
ではどのような理由で使われるのかというと、新築時の初期塗装としてアクリル塗料が使われています。
新築された建物は地震などの外部からの影響で木材などの構造部分が動くため、いわゆる「慣らし」が終わるまでは外壁塗装がひび割れることが多く、それは耐久性が高い塗料で塗装していても同じです。
つまり、最初からひび割れて塗り替えることを前提としているため、耐久性が低くて安いアクリル塗料が初期塗装として選ばれているというのがアクリル塗料を使う理由です。
フッ素塗料使用率ランキングTOP5
続いてフッ素塗料の使用率を実際の成約実績数から割り出した数値を元に、トップ5形式でご紹介します。
それぞれの特徴や違い、メリット・デメリットを比較していきましょう。
1位.関西ペイント:RSゴールドマイルドF
最初にご紹介するのは、関西ペイントが展開しているシリーズのRSゴールドマイルドFです。
RSゴールドマイルドFの性能は以下の表の通りになります。
塗料名 | 耐用年数(年) | 単価 (円/㎡) | 特徴 |
---|---|---|---|
フッ素塗料 | 15~18年 | 価格目安: | 色・光沢の持続性と低汚染性に特化した塗料 |
RSゴールドマイルドFのメリットデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
耐候性に優れている | フッ素塗料特有の臭気がある |
色や光沢を維持しやすいため長期運用に適している | バランスが取れた性能だが、各性能ごとに特化した塗料には劣る |
低汚染性のため汚れが付着しづらく、美観を維持しやすい | |
3分艶まで選ぶことが可能 |
2位.日本ペイント:ファイン4Fセラミック
続いてご紹介するのは、日本ペイントが展開しているシリーズの1つ、ファイン4Fセラミックです。
ファイン4Fセラミックの性能は以下の表の通りになります。
塗料名 | 耐用年数(年) | 単価 (円/㎡) | 水性/油性 |
---|---|---|---|
4フッ化フッ素塗料 | 15~20年 | 価格目安:3,600~5,230円/㎡円 | 油性塗料 |
ファイン4Fセラミックのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
業者の間で付着した塗料が取れないと話題になるほどの耐久性 | 販売開始当時はフッ素塗料普及率の大幅向上に貢献した程に安かったが、現在では同等性能で価格も大差ない塗料が増えたため、価格のアドバンテージは薄れている |
弱溶剤系なので施工時に中塗り塗料を溶かすことがない | 塗装時に刺激臭がある |
耐候性が高い |
3位.日本ペイント:ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー
続いてご紹介するのは、日本ペイントが展開しているシリーズの1つ、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤーです。
ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤーの性能は以下の表の通りになります。
塗料名 | 耐用年数(年) | 単価 (円/㎡) | 水性/油性 |
---|---|---|---|
4フッ化フッ素塗料 | 10~15年 | 価格目安:3,280円/㎡ | 油性塗料 |
ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤーのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
クリア塗料であるため外壁のデザイン性をそのまま活かすことができる | クリア塗料であるため通常の塗料と比較して耐久性が低い |
透明だが紫外線吸収剤のお陰で外壁へのダメージを最大限抑えることができる | 透明のため外壁材が劣化している場合、傷もそのまま残した状態になる |
同じ耐用年数の塗料よりも価格が高い |
4位.アステックペイント:フッ素REVO1000
続いてご紹介するのは、アステックペイントが展開しているシリーズの1つ、フッ素REVO1000です。
フッ素REVO1000の性能は以下の表の通りになります。
塗料名 | 耐用年数(年) | 単価 (円/㎡) | 水性/油性 |
---|---|---|---|
フッ素成分2倍配合塗料 | 16~20年 | 価格目安:78.1万円~(建坪30坪、仮設足場、高圧洗浄、養生、付帯部塗装、消費税込み) | 水性塗料 |
フッ素REVO1000のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
一液水性フッ素塗料の2倍のフッ素配合率のため高い耐候性を誇る | フッ素塗料特有の刺激臭がある |
耐用年数を経ても8割近くの光沢を維持できる | ツヤあり塗装しか選べない |
ラジカル制御型塗料のため紫外線に強く、劣化しにくい |
5位.エスケー化研:クリーンマイルドフッソ
最後にご紹介するのは、エスケー化研が展開しているシリーズの1つ、クリーンマイルドフッソです。
クリーンマイルドフッソの性能は以下の表の通りになります。
塗料名 | 耐用年数(年) | 単価 (円/㎡) | 水性/油性 |
---|---|---|---|
フッ素塗料 | 15~18年 | 価格目安:2,500円~2,800円/㎡ | 油性塗料 |
クリーンマイルドフッソのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
概ね性能はファイン4Fセラミックと同等 | ツヤ消し塗料がない |
ファイン4Fセラミックよりも安い | 弱溶剤系だがファイン4Fセラミックよりも若干中塗り塗料を溶かしやすい |
フッ素塗料を使う際の注意点
フッ素塗料を使ううえでの注意点について解説していきましょう。
フッ素塗料に関する注意点は以下の通りになります。
- 工事を依頼する際にはフッ素塗料の取り扱い実績がある業者に依頼する
- 正しい手順で塗装しないと1年で剥がれてしまう
- 適正な価格や質の高い業者を見極めるために相見積もりを行う
- フッ素塗料でも含まれているフッ素の割合によって耐用年数が違う
それぞれについて解説します。
工事はフッ素塗料の実績豊富な業者に依頼する
塗料は全て同じ扱い方でいいというわけではなく、塗料によって塗る手順や適した壁材などが決まっています。
そのため、専門的な知識と経験を有した業者に依頼するのが最も安心、確実に施工を終わらせることができる方法であると言えるでしょう。
外壁塗装の実績が豊富であったとしても、フッ素塗料を扱ったことがない作業員の場合、フッ素塗料を扱ううえでの注意点や常識についても把握していない可能性があるため、注意しましょう。
手順正しく塗らないと1年で剥がれてしまう
フッ素塗料は耐久性の高い塗料ですが、業者が正しい手順・用法で塗らないと1年で剥がれてきてしまいます。
- 下塗り回数が規定よりすくなかった
- 下地処理をしなかった
- 塗料節約するために希釈倍率を規定より高めた
上記のことが起こると、塗料が本来の力を発揮できず本来の耐久性に達さないまま剥がれてきてしまいます。
こうした「手抜き」は見た目で判断しにくいため、工事の段階ではなかなか判別がつきにくいのです。
そのため、信頼できてしっかりと工事を行ってくれる責任感のある塗装業者に外壁塗装をお願いすることをおススメします。
費用は業者によって違うので相見積もりとる
外壁塗装の費用は業者によってことなるので、必ず見積りを行うようにしましょう。
外壁塗装の見積は、塗装業者の利益率・塗料の仕入れの強さ・人件費・お家の劣化状況による変動費など様々です。
こうした費用は業者によっても違いがあるので、合計1割でも変動すると10万円も違ってきてしまいます。
実際に、業者によって10万円以上変わるケースがほとんどで、「塗料やメンテンナンスも同じだけど費用が違った」という事例は珍しくありません。
たった30分ほど現地調査をしてもらって、10万円も安くなる可能性があると考えれば相見積もりほどコスパのよいものはありません。
フッ素塗料でもフッ素含有率によって耐用年数が違う
塗料が持つさまざまな性質は、塗料に含まれる樹脂によって全く異なります。
樹脂というのは、フッ素やシリコン、アクリル、ウレタン等といった塗膜の性能(耐候性や光沢性など)を左右する主成分のことを指します。
この成分が多いのと少ないのでは、もともと各樹脂が持っている性能が発揮されません。
つまり、フッ素樹脂塗料で塗装するなら、フッ素の含有率が低い塗料を避けなければならないのです。
ですので不安であれば、ぜひメーカーか塗装業者に聞くようにしてください。
フッ素塗料についてよくある質問
フッ素塗料で艶消しのものは可能ですか?
基本的にフッ素塗料に艶消し塗料は存在しません。そのため、艶消しフッ素塗装はできません。
ただし、艶消し塗料はないものの、艶が少ない塗料として○分艶の塗料は存在しています。
最も艶が薄いのは3分艶フッ素塗料になるため、どうしてもフッ素塗料が使いたいが艶を目立たせたくないという人は、3分艶のフッ素塗料を使用しましょう。
フッ素樹脂塗料とシリコン樹脂塗料の違いは何ですか?
フッ素樹脂塗料とシリコン樹脂塗料の性能面での違いはあまりなく、撥水性が高く光沢があり、耐久性も高めといった部分は共通しています。
違いとしてはフッ素樹脂塗料の方が耐久性は高く、その分価格も高いといったところであるため、コストパフォーマンスの面からシリコン樹脂塗料とフッ素樹脂塗料を使い分けるのが主流です。
フッ素樹脂塗料とウレタン樹脂塗料の違いは何ですか?
フッ素樹脂塗料とウレタン樹脂塗料の違いは、ツヤなし塗装ができるかどうか、そして塗料の柔軟性です。
ウレタン樹脂塗料は柔軟性が高くてひび割れにぴったりと張り付くため、補修適正が高く、ツヤなし塗装も可能です。
対してフッ素樹脂塗料は耐摩耗性が高く光沢を維持しやすいため、ツヤあり塗料を使うのであればフッ素樹脂塗料、つやなし塗料を使う場合はウレタン樹脂塗料というように使い分けるといいでしょう。
外壁塗装のフッ素塗料まとめ
以上、外壁塗装におけるフッ素樹脂塗料について解説しました。
高耐久のツヤあり塗装であるフッ素樹脂塗料は、再塗装もフッ素塗料を使わなければならない、高価格といったデメリットこそありますが、長期間同じ家に住むのであればメンテナンス回数を減らすことができるため、長期的コストパフォーマンスに優れた塗料であると言えるでしょう。